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[ニュース]2016.9.17
カリム・ベノーイ、悲願のK-1タイトル奪取へ向けて静かに闘志!決勝では大雅との対戦を希望?「彼とはエキサイティングな試合が出来る」
    
 9月17日(土)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP IN JAPAN 2016〜スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント〜」(※-60kgから表記変更)1回戦で卜部功也と対戦するカリム・ベノーイが公開練習を行った。
 昨年1月の初代-60kg(スーパー・フェザー級)王座決定トーナメントでは一回戦で卜部弘嵩の飛びヒザ蹴りで眉間を切り裂かれ、ドクターストップで敗れているベノ−イ。前回の試合について聞くと「 確かに残念な出来事だったけど、ああいった怪我は試合中に起こりうることだ」と振り返り「あれから1年以上かけて、K-1での戦いのために準備を重ねてきた」新たな戦いへ向けて練習を積んできた。

 一回戦で対戦する功也とは2013年にフランスで対戦して判定勝利。「コウヤはすごく強くてコンプリートなファイターだった」と語るベノーイは「彼はリベンジに燃えているだろうし、自分も受けて立つつもりだ。彼も昨年はK-1で王者となり、確実に強くなっている。彼と戦うことは非常に楽しみにしているよ。ただ自分は勝つために日本に来たわけだからコウヤにも勝つ」と功也との再戦に向けて気持ちは高まっている。

 またベノーイは「勝ち上がりの予想は難しいと思い 」としながらも「強いて一人名前を挙げるとするなら…」と大雅の決勝進出を予想。「タイガは日本トーナメントでも優勝しているし、自分とは噛み合うと思う。自分も彼も良いパンチを持っているから、エキサイティングな試合になるだろうね」と大雅との対戦に興味を示した。

 これまで数々のタイトルを獲得し、”ヨーロッパ軽量級最強戦士”とまで称されるベノーイが、唯一手に入れていないものがK-1のタイトルだ。「もちろん前回のことがあるので、そういう意味でリベンジという部分はある」と捲土重来をテーマに掲げつつ「これまでたくさんのベルトを獲ってきたけど、唯一K-1のタイトルだけは獲っていない。今回ぜひK-1のタイトルを獲りたい」とトーナメント制覇への想いを語った。

 公開練習でも軽くミット打ちを行ったのみで、ほとんど手の内を見せなかったベノーイは「日本で試合ができることは本当にうれしい。たくさんの方たちに試合を見て欲しいし、K-1のファンで激しい試合を好むことも知っている。月曜日はファンを喜ばすような激しい試合をしたい」とファンにメッセージ。ヨーロッパ最強の男は決戦へ向けて静かに闘志を燃やしている。
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