2015年の武尊はK-1 WORLD GP-55kg初代王座決定トーナメント優勝に始まり、初防衛戦でチャールズ・ボンジョバーニに逆転KO勝利。K-1を代表してHIROYAと共にRIZINにも出場し、大晦日に見事なKO劇を見せるなど大活躍した。

　大晦日RIZIN参戦の反響は大きく「初めて僕のことを知ってくれた方々がいてうれしかったです。道で声をかけられたり、電車に乗っていたらツイッターに書かれたり（笑）、SNSのフォロワーが一気に増えて、メッセージもたくさんもらいました」と武尊。前田憲作K-1プロデューサーも「武尊選手は大晦日のRIZINでとてもいいKO勝ちをして、多くのメディアに取り上げられて新生K-1のエースとして注目を集めています」と武尊の活躍を称えた。

　そんな武尊の2016年の初陣は4月24日の代々木大会に決まった。前田プロデューサーによれば海外の強豪との対戦を予定しており、武尊は「戦いたい相手は考えていなかったけど、軽量級はタイが一番だと思うんで、ゲーオみたいな強いタイ人を連れて来てもらいたいですね」と本場タイのムエタイファイターとの対戦を希望。前田プロデューサーも「その可能性はあると思います。やはり軽量級で強いのはタイ人ですし、ファンのみなさんが望むような試合を組んでいきたい」と語っている。

　今年、武尊が掲げる目標はずばり全試合KO勝ちだ。「一昨年くらいから今年の目標は全試合KO勝ちと言っているのですが、まだ一度も実現できていません。だから今年は有言実行。全試合KOで終わりたいと思います」と宣言した武尊は「ずっと言い続けていることですが、僕は人だかりが出来て外を歩けないくらいになりたい。まだ全然歩けちゃうんで、今年はSPをつけたり、ゴツイ車に乗らないといけないくらいの選手になりたいと思います!」とビッグな野望も語った。