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[ニュース]2016.9.23
9・25RIZIN 木村"フィリップ"ミノル、MMA初挑戦&ベネット戦は死闘になる!「ベネットと戦えることは光栄。だからこそ人生をかけて殴り合う」
    
 9月25日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016無差別級トーナメント開幕戦」にチャールズ・“クレイジーホース”・ベネットと総合格闘技(MMA)ルールで対戦する木村"フィリップ"ミノルがインタビューに応じた。
 MMA初挑戦を前に「体調は万全。やれることは全部やってきました」と語る木村。9・19K-1代々木大会では休憩中にベネットとリング上から挨拶する機会もあり「僕のようにリアルタイムで(PRIDEを)見ていた人たちにとっては『おー! ベネットだ!』となる存在。そんな選手とリングで戦えるなんて光栄だし、本当に幸せです」とベネットへのリスペクトを語る一方「だからこそ人生をかけて、殴り合いをするし、激闘をやるつもりです」と気合十分だ。

 MMAの練習についても「実戦形式の練習をどんどんやって、これまでの中で一番調整時間は短いかもしれないけど、一番やり切った。(オープンフィンガーグローブは)最初は距離感が掴めなかったけど、今はもう問題ない。あのグローブで倒すイメージができている」と手応えを感じており「とにかくいろんな選手と練習をしてきたので、どんなことにも対応できると思う。現代のMMAをオレが彼に教えてやるって感じです」と余裕を見せる場面もあった。

 初のMMA挑戦前とは思えないほど、終始落ち着いた様子で質疑応答に応じていた木村。K-1で2連敗を喫したことが心境の変化につながり、それがプラスに作用しているという。

「K-1でゲーオ選手と野杁(正明)選手に連敗したことで、精神的に落ち着きが出てきたというか、K-1の全選手をリスペクトできるようになった。一お客さんとなってK-1を見た時、K-1って、K-1ファイターってすごいなって思えた。だから大してそんな吠えなくてもいいやって。ドシっとかまえてようと思った」

 また木村は改めて「短いファイター人生、とことん突き詰めようと思います」とK-1とMMAの両ルールで戦っていくことを宣言。

「そんな環境が整うはずないと思っていたけど、今はK-1のバックアップもあって、自分が子供の頃に思い描いていたファイター像に近づいてきた。MMAの練習は、ファイターとして全てをスキルアップさせてくれた。MMAの技術はK-1に持って帰れるなって思います。今後どちらもやっていくので、すごくいい勉強になった」とMMA挑戦がK-1ファイターとしての成長にもつながっている。

 どんな試合展開を予想しているか?と聞くと、木村は「交通事故のようになって早く終わるか、それとも死闘になって最後までいくか。今は最後までいくことを考えています。エディ・アルバレスvsマイケル・チャンドラーみたいな試合をしたいですね」と一撃KOではなく総力戦の殴り合いを予告。はたして木村のMMA初挑戦はどんな結末を迎えるか?
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