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[ニュース]2016.1.14
1・17「Krush.62」王者・牧平圭太、Krushのベルトは今の自分のすべて「1人の男として、Krushのチャンピオンとして、渡部選手と決着をつけたい」
    
 1月17日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.62」のメインイベント[Krush-67kgタイトルマッチ]で挑戦者・渡部太基と対戦する王者・牧平圭太のインタビューを公開!
――昨年7月のK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメント以来、約半年ぶりの試合になりました。(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)

「あのトーナメントでは1日2試合やって、1回戦でボロボロだったんですけど、準決勝で世界チャンピオンのマラット・グレゴリアンと戦えたことは大きな経験になったし、自分に足りない部分も明確になりました。それを踏まえて8月から自分を作り直してきました」

――改めてK-1での試合を振り返っていただけますか?

「1回戦で戦ったディラン・サルバドールは映像を見ても強いし穴もないし、徹底して三崎(和雄)さんと山内(佑太郎)さんと戦略を立てて何とか勝てました。そして準決勝のグレゴリアン戦は壁を感じたって感じですね」

――手応えを感じた部分、そして課題はどこにありましたか?

「トーナメント出場が決まって2カ月間、自分の気持ちを練って追い込んで、一番の武器である気持ちが世界に通用したところはお客さんにも見せられたと思います。その一方で技術やフィジカルはもっともっと強化しなければいけないと感じた大会でした」

――K-1参戦以降、練習メニューで変えたものはありますか?

「HALEOでは毎週毎週キツいトレーニングをやって、自分の身体で分かるほど日々成長しているなって感じですね。ジムワークに関してはスパーリングを徹底してやるようになりました」

――スパーリングの量を増やしたのですか?

「そうですね。キック、ボクシングのスパーリングの数を増やして、試合で必ず動けるように練習しています。徹底的にスパーリングをやり込んで見えてきたものもありますね。僕も渡部選手もお互いに技術・精神力が上がっていると思いますが、最後は間違いなく気持ちの勝負になると思うので、今は渡部選手の精神力に勝つ練習をしています」

――最近の渡部選手の試合を見て、どんな印象を持っていますか?

「本当に気迫も技術も全部上がっているなと思いますね。11月の挑戦者決定戦(VS塚越仁志)は、チャンピオンの僕がこう言うのはおかしいかもしれないけど、見入っちゃいましたね。あれだけの試合を見せられたんで、この2カ月間しっかり追い込めています。間違いなく次の試合も熱い試合になると思います」

――塚越戦を見て気持ちのギアが一段上がりましたか?

「そうですね。防衛戦までちょうど2カ月だったんで、すごくいい刺激を受けました」

――キツい試合になるという覚悟はできていますか?

「そうですね。最後は絶対にそこの勝負かなと思います」

――渡部選手は一度引き分けている相手ですが、決着をつけたいという気持ちは常に持ち続けていたのですか?

「はい。1人の男として、Krushのチャンピオンとして、決着をつけたいです。渡部選手は-67kgで間違いなく日本のトップなんで、-67kgトップの頂上決戦をやりたいと思います」

――牧平選手はKrushのチャンピオンとして防衛を続けて、Krushのベルトにはどんな想いがありますか?

「100%…120%言えることは今の自分があるのはKrushのベルトのおかげ。Krushのベルトは今の僕のすべてかもしれないです。でもただベルトを守る、ベルトを防衛するのがチャンピオンではないと思います。尊敬する三崎さんや山内さんのように自分の人生観が伝わる試合をしていかなきゃいけないと思っていて、今の自分にはそれが見せられるという想いが強いので、次の防衛戦で自分の人生観を見せたいです」

――年末にお子さんが生まれたそうですが、家族が増えて心境に変化はありましたか?

「守るものが一つ増えたことは大きいです。僕は守るものがたくさんになればなるほど、ファイターとして存分に生きられると思うんです。2016年は今年よりも飛躍する年であり、自分が守るもののために全力で戦える年になると思います」

――最後にこの試合を楽しみにしている人たちにメッセージをいただけますか?

「自分にも子供が生まれて、次の試合には周りにいる人たちの子供もたくさん見に来てくれます。その子供たちに刺激や夢や希望、俺もこうなりたいという何かを与えるのが格闘家であり、ファイターの仕事だと思います。子供たちに夢や希望を与えられる男であり、パパであり、ファイターでありたいと思います」
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