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[ニュース]2016.9.29
9・30 「Krush.69」 -55kg王者・寺戸伸近、王座奪取に燃える挑戦者ボンジョバーニを一刀両断!「海外にベルトを流出させるつもりはさらさらない。手ぶらで帰ってもらう」
    
 9月29日(木)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.69」の前日計量・記者会見が行われた。
 明日のダブルメインイベント第2試合でフランスのチャールズ・ボンジョバーニを挑戦者に迎え、初防衛戦に臨む-55kg王者・寺戸伸近。

 会見では「計量を終えてやっと明日試合ができるという気持ちで楽しみです」と落ち着いた表情で挨拶し「今回、フランスからすごく強い選手が挑戦者としてわざわざ日本まで来てくれました。でも僕は海外にKrushのベルトを流出させるつもりはさらさらないんで手ぶらで帰ってもらおうと思います」と王座防衛を力強く宣言する。

 今回は大会の約3カ月半前に試合が決まり、長いスパンで試合までの準備期間がある状況で、寺戸は「初めてのパターンだったかもしれないですけど、しっかり対策も練れたし、時間があったからこそ出来たこともたくさんありました」。

 計量で顔を合わせたボンジョバーニについては「やっぱり手足が長いのかなって印象は受けましたね」とロングリーチを警戒しつつも「試合になれば練習したことを出すだけなんで、練習したことを出せば必ずKO出来ると思います」とKO防衛に自信をのぞかせた。

 対するボンジョバーニも「今の自分は闘志に満ち溢れている。心身ともに最高の状態なので明日はいい試合を見せたい」と挨拶。

 今回の試合に関しては寺戸対策に時間を割くというよりも「特に具体的にこれといったテクニックを用意したわけではなく、過去の試合を踏まえて色々と準備してきた。自分らしい試合をして勝ちたい」と全体的なレベルアップに力を注いできた。

 昨日の公開練習でも「もしKrushのチャンピオンになったら出来るだけ長くタイトルを持っていたい」とKrush王者への想いを語っていたボンジョバーニは「今、ベルトが目の前にあるけれど、自分のこのベルトを持って帰るために日本までやってきた。自分の戦いが出来れば、ベルトを獲ることが出来ると思う」とすべてをぶつけてベルトを獲りに行くつもりだ。

 軽量級ながら一発で相手を仕留める武器を持っている寺戸とボンジョバーニだけに激戦を期待する声も多い。最後に両者はそれぞれ自らの言葉でファンに激闘を約束した。

寺戸伸近
「みなさんは激しく熱い試合を期待していると思うんで、自分はそういう試合をするつもりで明日を迎える。ボンジョバーニ選手もガンガン打ち合ってくれる選手だと思うので、期待を裏切らない激しい試合をします。勝負は一瞬でついてしまうかもしれないので目を離さないでください」

チャールズ・ボンジョバーニ
「日本、そしてフランスのファンのみなさん、いつもありがとう。明日はパワフルで良い試合を見せたいと思う。自分自身とてもワクワクしているし、みなさんも明日の試合を楽しみにしていてください」

 KO決着必至の-55kgタイトルマッチ。両者の一挙手一投足から目を離すな!
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