ニュース
[ニュース]2016.10.1
廣野祐、打倒ピケオー&-70kg王座奪取で2017年はブレイクの予感!?「自信がなければやらない。強いピケオーからベルトを獲ることに価値がある」
    
 10月1日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、9月30日(金)東京・後楽園ホール「Krush.69」で-70kg次期挑戦者決定戦に勝利した廣野祐が試合を振り返ると共に、今後の目標を語った。

 昨日の大会では-70g王者ジョーダン・ピケオーへの挑戦権をかけて松倉信太郎と対戦した廣野祐。1Rから徹底的に距離を潰して戦い、2Rには左ハイキックで松倉の目尻をカットさせるなど、得意のタフファイトで判定勝利し、ピケオーへの挑戦権をもぎ取った。会見では「昨日は倒すことが出来なくて、悔しくて寝れなかった」と現在の心境を語りつつ、松倉戦を振り返った。

「自分はスロースターターで序盤にポイントをとられることが多いので、最初から攻めていこうと思いました。それで距離が詰まってしまったという感じですね。(距離を詰めて戦う方がやりやすい?)自分にとっては楽なんだと思います。キックの選手はショートの距離のパンチの技術を持っている選手が少なくて、距離が詰まるとすぐクリンチしてしまうのですが、僕はショートの距離でのパンチが得意です。また距離を潰せば相手の攻撃も無効化できます。ただ今回は中間距離で打ち合う練習もしてきたのですが、それができなかったです。

 松倉選手は頑丈でした。あと思った以上に攻めてこなくて、こっちのスタミナ切れを狙ってくるのかなと思っていました。左ハイキックはあの距離でも当たると思って蹴りました。最初の一発目で(松倉の目尻が)切れたと思うし、あのハイキックで頭も流れていたので、あそこから追撃しようと思って戦いました。(今回は倒したいという欲があって悔しかった?)個人的な感想ですけど、倒せそうな感覚があったから悔しかったんだと思います。倒したい欲が裏目に出たので、次はその欲をプラスに出していきたいです」

 会見に同席した宮田充Krushプロデューサーによれば、すでにピケオー陣営と防衛戦のスケジュールを調整しており「現時点では来年1月15日の2017年シリーズ開幕戦で予定している」とのこと。これが正式決定となれば、廣野は2017年の初戦でピケオーの持つベルトに挑むことになる。

 廣野はピケオーとのタイトル戦に向けて「今の自分は決定力不足なので決定力をつけなければいけないし、全体的な底上げも必要です」とする一方「日本人と外国人の大きな差は身体能力。外国人は動きが一テンポ早い。でもそれに対応できれば日本人とはそんなに変わらないと思う。僕も海外で練習して、外国人はみんな強いと思ったていたけど強いやつが強いだけ」とピケオーを過剰評価はしていない。

 さらに「ピケオーに勝つ自信? 自信がなかったらやらないんで。強いやつを倒さないと意味がないし、強いやつからベルトを獲ることに価値がある」と王座奪取を誓う廣野は「来年はブレイクしたい? ブレイクはしなくてもいいけど世界一になりたいです…いや、やっぱりブレイクはしたいですね(笑)。できればブレイクしたいし、二兎追いましょう!」と欲をのぞかせる場面も。結果を出し続けることで自分の地位を築いてきた廣野がピケオー撃破&-70kg王座獲得でブレイクなるか!?
トップページへ戻る