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[ニュース]2016.10.5
10・15「Krush.70」挑戦者・塚越仁志、ぶれない精神力で-67kg王者・渡部太基を倒す!「渡部選手と男と男の勝負をして、それにしっかり勝ってベルトを巻く」
    
 10月5日(水)東京・三軒茶屋のK-1ジム・シルバーウルフにて、10月15日(土)東京・後楽園ホール「Krush.70」の[Krush-67kgタイトルマッチ]で王者・渡部太基と対戦する挑戦者・塚越仁志が公開練習を行った。
 6・12「Krush.66」での-67kg次期挑戦者決定戦で平山迅を2RKOし、今大会で自身初のタイトルマッチに臨む塚越。公開練習として行った2分1Rのミット打ちでは大宮司進トレーナー相手にワンツー、左右のミドル・ヒザ蹴りを繰り出していった。

 決戦まで2週間を切り「この時期なので疲労が溜まっています」という塚越だが「やることはやっているので、ちゃんと練習できている証拠だなという実感がある」と手応え。

「前回の試合(平山戦)からずっと練習を続けているし、疲れのピークを何回か迎えて、今もそういう感じですけど、これを超えればいいパフォーマンスが見せられると思います」と追い込みも順調だ。
 王者・渡部とは昨年11月に対戦し、先に塚越がダウンを奪ったものの、3Rに渡部に2度ダウンを奪い返され、判定負けを喫している。

「あの時は先に自分が一回倒したんですけど、そのあとで自分自身が崩れてしまって、それが敗因につながった」と分析する塚越は“ぶれない”ことを課題に練習に取り組み「前回の平山戦も先にダウンを奪われたのですが、ぶれない・動じない・焦らないを意識して戦って、それが試合に出てKO勝ちにつながりました。だからそれが自分の成長なのかなと思います」。

 今回も「ずっと続けていることを継続してやっている。やることは変わらないし、逆にそれが自分のテーマです」と“ぶれない”自分を作り上げて、王者・渡部に挑むつもりだ。

 また「渡部選手の公開練習の記事を読むと自分と思っていることは同じだと思う」と塚越。今回のタイトルマッチは同じタイプの選手同士が戦う一戦だと予想している。

「渡部選手も言っていましたが、僕も渡部選手は気持ちが強い印象です。そしてお互いに全く穴がないわけではなく、それを埋める練習をやっているところだと思います。そこで渡部選手は新しいことを取り入れると言っていますが、僕は同じことを続けて積み上げていく感じでやってきました」
 過去、-63kg・-65kg・-67kgの3階級でベルトに絡むチャンスがあった塚越だが、タイトルマッチという形の試合は初めて。ベルトへの想いと渡部へのリベンジ、どちらにも特別な想いがある。

「もう今はベルトを獲るだけなんですけど、お客さんが分かる形・分かりやすい形で圧倒して倒したいです。1年前に渡部選手に負けて、ずっと悔しい想いをしていたんできっちりかたをつけたいと思っています。

 渡部選手はベルトを守る気がなくてガンガンいくと言っていて、それがうれしかったです。渡部選手と男と男の勝負をして、それにしっかり勝つことでベルトを巻いている。今はそういうイメージを持っています。

 僕も格闘技を10年をやってきて、やっとここまで来ました、とにかく本当に今回のタイトルマッチに全部かけるって感じです。もうこの試合に全部かけて、そのあとはどうなってもいいんでベルトを獲ります」

 最後に塚越は「ベルトを獲ることももちろんなんですけど1年ぶりに渡部選手にしっかりリベンジして、男と男の戦いにきっちりかたをつけたいので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージ。静かに闘志を燃やす男がすべてをかけてベルトに挑む。
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