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[ニュース]2016.10.7
大滝裕太、格闘家を目指して単身上京した15歳の少年がついにK-1の舞台へ!「普段は面白いやつなのに試合になったらバシッと決めるところを見て欲しい」
    
 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜初代フェザー級王座決定トーナメント〜」(※-57.5kgから名称変更)。トーナメント出場選手インタビュー第5弾はリザーブファイトで朝久裕貴と対戦する大滝裕太だ。
――今回、K-1初参戦になりますが、試合が決まった時はどんな心境でしたか?

「純粋に嬉しかったですね。僕はKrushでは-58kgで戦っていて、K-1の階級が5kg刻みだったので、僕がK-1に出る場合はスーパー・フェザー級(-60kg)に上げてやるしかないと思っていました。でもここでフェザー級(-57.5kg)という新しい階級が出来て(自分の)参戦も決まって、素直に本当に嬉しいですね」

――自分がいい状態で戦える階級ができたことが大滝選手にとってモチベーションになりましたか?

「そうですね。モチベーションは右肩上がりです」

――大滝選手が今まで格闘技をやってきた中で、K-1から受けた影響やK-1への憧れはありましたか?

「昔、TVで放送していたヘビー級から(K-1への憧れが)始まって、ちょうどK-1 WORLD MAXが盛り上がっている頃に格闘技を始めました。当時はゴールデンタイムに頻繁に放送していたので、TVの画面の中の人たちを『凄いなぁ』って感じで見ていて、自分はまだ格闘技を始めたばかりだったので、自分がそのレベルまでいけるとは思っていませんでした」

――大滝選手が格闘技を最初に始めたのは何歳の時で、何がきっかけだったのですか?

「格闘技を始めたのは15歳です。中学を卒業して、高校にも行かず上京して、格闘技を始めたんですけど…そういう感じです」

――それまでに格闘技経験はあったんですか?

「全く格闘技経験はなかったのですが、中学を卒業して一人で上京しました」

――中学を卒業して、格闘技をやるために一人で上京するというのは大きな決断だったと思うのですが、ご両親や大滝選手の周りの人々はどんな反応だったんですか?

「みんな3日ぐらいで帰ってくると思っていたみたいで、特に気にされてなかったんですよ(笑)」

――あっ…本気じゃないと思われたんですね(笑)。

「はい。そうしたら案外ちゃんとやってるな、みたいな(笑)」

――大滝選手としては『格闘技で一旗あげるぞ!』という気持ちだったのですか?

「そうですね。実際にどうなるかは分からなかったですけど…。とにかく自分が打ち込むものを見つけたいというか、自分が熱くなれるものが欲しかったんだと思います」

――格闘技を始めるまではフラフラした生活をしていたのですか?

「中途半端な感じだったんで……フラフラといえばフラフラですかね(苦笑)」

――上京して最初に所属したジムはどこだったんですか?

「シュートボクセ・アカデミー・ジャパンです」

――当時PRIDEで活躍していたヴァンダレイ・シウバらが所属していたシュートボクセの日本支部ですね(現在は閉鎖)。その頃は総合格闘技をやってみたかったんですか?

「そうですね。最初は総合格闘技に憧れてやってたんですけど、いつの間にか立ち技をやってました」

――立ち技の方が合ってるなと思って、そうなったのですか?

「当時のジムの先生からも『お前は総合よりも立ち技の方が向いてるよ』と言われて、その流れで立ち技をやるようになりました」

――大滝選手はKrushのトップファイターとして活躍中ですが、大滝選手を初めて見る人たちに自分のどんなところを見せたいですか?

「異様な雰囲気を出すというか…面白いやつがいるなって感じで見て欲しいですね(笑)」

――大滝選手は武尊選手や神戸翔太と対戦した時に、相手の顔写真がプリントされたお面をやTシャツを用意したり、周囲を笑わせるようなネタを仕込んでくることもありましたよね。人前で何かをやったり、人に面白がられるのが好きな性格なんですか?

「……嫌いではないです(笑)。ただそういう面白いやつが試合になって決める時はバチッと決めるところを見てもらいたいですね」

――K-1に出れば今まで以上にたくさんの人に見られると思います。それもやりがいになっていますか?

「はい。どこまで上がっちゃうんだろうってぐらいテンションは上がりっぱなしです!」

――今大会にも個性豊かな選手たちが出ていますが、その中でも自分の存在感をアピールしたいですか?

「そうですね。みんな結構バチバチやる感じが気合いが入ってると思うんですけど、僕はちょっと違うというかオリジナルなカラーでいきたいですね」

――対戦相手の朝久選手にはどんな印象を持っていますか?

「空手ですね。ザ・空手家という見たまんまの印象です。ただ僕とは噛み合わないんじゃないですかね(笑)。まあでもそこでバチッと決めるので期待しておいてください!」

――これからK-1という舞台でどんな活躍をしていきたいですか?

「初めて見る人も今まで僕を見てくれた人も『大滝すげぇな!』って思ってもらえるような活躍をしたいと思います」
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