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[ニュース]2016.10.13
戸邊隆馬、格闘家としての生き様を見せてK-1のベルトを獲る!「僕は自分を作らず、そのままの自分を出したい。一回戦に全力をぶつけます」
    
 10月13日(木)東京・三軒茶屋にあるK-1ジム・シルバーウルフにて、11月3日(木・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜初代フェザー王座決定トーナメント〜」(※-57.5kgから名称変更)に出場する戸邊隆馬が公開練習を行った。
 これまでK-1・Krushでは-55kg戦線で活躍してきた戸邊。今回はフェザー級に階級を上げて、初代王座決定トーナメントに挑むことになり「前回の試合から10カ月空いて、この試合のために長い時間をかけて調整できています。一か月間を切って、試合前の疲労感を十分に味わっていますし、トーナメントを見据えて練習してきたので階級を上げる不安はないです」と決戦に向けて着々と準備を進めている。
 戸邊は今回のトーナメントに向けてフィジカルトレーニング、ファンクショナルトレーニングに加え、メンタルトレーニングにも着手。自らの弱点でもあって精神的なブレをなくし、心と身体の連動をテーマに取り組んでいる。

「前回の試合で精神的なものが足りないと気づき、今回からメンタルトレーニングを取り入れました。世界的にも有名な瞑想家の方についてもらって、心と身体をつなげることをメインにやっています。

(具体的には?)座って何も考えないってだけなんですけど、そういう時の心の動きだったり、その状態で身体を動かすことで心と体のバランスを取れるようになってきました。

 仮に冷静になれなくても、そういう自分に気づいて、それに対処する力を身につけているんじゃないかなと思います。僕は今まで良い時と悪い時で差があったのですが、そのままの自分を受け入れて試合をしていければと思います」

 公開練習として行ったミット打ちでも−55kg時代よりも威力・スピードが増したパンチと蹴りを披露し「今までよりも身体を上手く使えるようになってきています」と手応えを感じている。
 一回戦の対戦相手は“フランスの天才児”と呼ばれるエリアス・マムーディ。初代-55kg王座決定トーナメントに出場したルイ・ボテーリョに勝った実績が光るファイターで、戸邊は「身長もリーチもあって勢いがある選手。しっかり対策を練って試合に臨めたらと思います」と話す。

 今回は一日三試合の過酷なワンデートーナメントだが「トーナメントだからと言って先のことは考えていない。一回戦に全力をぶつける。それだけですね。どういう戦い方をするというよりも自分らしさを出して、今やっている練習をすべてで試合に出したい」とマムーディ戦に全力投球する構えだ。

 2階級制覇を目論む武尊、その武尊へのリベンジに執念を燃やす小澤海戸、そして“完全燃焼”をテーマに掲げる神戸翔太と、トーナメント出場日本人選手はそれぞれのテーマを持って今回の戦いへ臨む。
 そんな中で戸邊は「僕は自分を作らず、そのままの自分を出したいと思います。そして『これが戸邊だ!』と思ってもらえる試合をしたいですね。11月3日は過酷なトーナメントになると思いますが、そこで格闘家・戸邊隆馬の生き様を見せたいなと思います」と語り、最後に「そしてベルトを獲ります」と力強く締めくくった。
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