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[ニュース]2016.10.14
10・15 「Krush.70」 -67kg王者・渡部太基が圧勝防衛を宣言「チャンピオンとして潰す」、挑戦者・塚越仁志も「ただベルトを獲るだけじゃなくてKOして勝つ」
    
 10月14日(金)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.70」の前日計量・記者会見が行われた。
 明日のダブルメインイベント第2試合は-67kgタイトルマッチ=王者・渡部太基VS挑戦者・塚越仁志の一戦。渡部は今回が初防衛戦で、塚越にとっては初の王座挑戦となる。また両者は昨年11月に対戦し、その時はダウンの応酬の末に渡部が逆転勝利を収めている。

 悲願のタイトル獲得まであと一つとなった塚越は「計量を終えてホッとしています。そして調印書にサインをして、改めて明日の試合がタイトルマッチだなということをリアルに感じています。明日は全部出すだけです。以上です」と静かに決意のを口にする。

 6・12「Krush.66」での次期挑戦者決定戦で平山迅に勝利してからタイトル挑戦まで、約4カ月の準備期間があり「試合が終わってすぐに気持ちが切り替わりましたし、ずっと練習を続ける中で、悔しい想いがあったんで、高いモチベーションを保ったまま練習してきました。もちろん途中で疲労のピークを迎えることもあったので、疲れを抜きながら今日まで持ってくることが出来ました」と心身ともに最高の状態を作ってきた。

 また塚越にとって今回の試合はベルトだけでなく、リベンジもかかった一戦で「去年、渡部選手に負けて悔しい形で終わりました。でもその悔しさを感じさせてくれて、僕を頑張らせてくれた渡部選手に感謝しています。そしてタイトルマッチというこんなにモチベーションが高い戦いで試合できることにも感謝しています」と現在の心境を語った。

 一方、1・17「Krush.62」での王座獲得後、K-1の-70kg戦線で戦ってきた渡部は「久しぶりの-67kgで、減量に苦戦するかなと思ったんですけど、調整も上手くいったんで、明日はいいものが見せられると思います」と仕上がりの良さをアピール。

「-70kgで戦うためにウエイトやフィジカルトレーニングを取り入れてやってきたのですが、減量が上手くいったので、-67kgではかなりいい動きが出来ると思います」と-67kgで戦う自分に手応えを感じている。

 また塚越との1年ぶりの再戦を前に「お互いに変わっていると思うし、新しい選手と戦う気持ち」と話す一方「前回の対戦で決着はついているんですけど、倒しきることが出来なかった。今回はチャンピオンとして試合を迎えるんで圧倒的に潰してやろうと思います」と圧勝を予告した。

 会見の最後、王者・渡部が「明日は俺が主役なんでメインイベンターとして大会を締めくくりたいと思います」とチャンピオンらしく語れば、挑戦者・塚越は「ずっとベルトを獲れればいいと思ったんですけど(渡部のコメントを聞いて)KOで勝ちます。しっかり倒してそのベルトを獲ります」とライバル心を露わに。

 激戦必至の-67kgタイトルマッチ、王者・渡部が宣言通りの圧勝防衛で強さを見せつけるか? それとも悲願の王座奪取に燃える挑戦者・塚越がベルトを奪い取るか?
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