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[ニュース]2016.10.16
覇家斗、朝久泰央、佐野天馬が波乱の第5代-60kg王座決定トーナメント開幕戦を振り返る!12・18「Krush.71」【開幕戦Round.2】で注目する選手についても言及
    
 10月16日(日)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて記者会見が行われ、10月15日(土)東京・後楽園ホール「Krush.70」第5代-60kg王座決定トーナメント【開幕戦Round.1】で勝利した選手たちが出席した。
 昨日の大会からスタートした第5代-60kg王座決定トーナメント。【開幕戦Round.1】として4試合が行われ、渡辺武、佐野天馬、朝久泰央、覇家斗が2回戦に駒を進めた。会見に所用で欠席となった渡辺を除く3選手が出席し、それぞれ1回戦の試合を振り返りつつ、2回戦以降に向けた意気込みを語った。

 Krush初参戦にして、優勝候補の一角・島野浩太朗を撃破した覇家斗は「今回は自分の覚悟として、ここで勝たないとこの先、Krushのリングには上がれないと思って戦いました。勝ち残れて本当に良かったです。ただこれで終わりではないので、優勝してさらに上の舞台へ行きたいと思います」と挨拶。

 K-1×Krushモバイルの予想でも8(島野):2(覇家斗)という結果が出るほど、下馬評では圧倒的不利の一戦だった「その予想は本当に悔しかったけど、逆にそのおかげ気持ちが上がった」と言い「全体的に自分の動きが悪かったし、倒しきれなかったことは悔しいですが、自分の気持ちは見せられたと思う」と試合を振り返った。

 朝久は今回から-60kgに階級を上げてのトーナメント参戦で大沢文也との接戦に勝利。階級転向初戦で王座挑戦&K-1参戦経験のある大沢との対戦で「いきなり-60kgトップの選手とやったんですけど、みなさんが思っている以上に、大沢選手には見ている人には分からないフェイントや独特の雰囲気があってやりづらかったです」と苦戦した部分もあったが「本当に強い大沢選手に勝って自信につながりました」という。

 また-60kgでの試合については「普段から大きい相手と練習しているので問題なかった」と話す一方「一回戦を勝つことが出来ましたが、油断していると足元をすくわれると思います。『勝って兜の尾を締めよ』という言葉があるように、今日福岡に帰るので、帰ってからすぐ練習を再開したいと思います」と気持ちを引き締めていた。

 朝久と同じく階級を上げてのトーナメント参戦で、松野からダウンを奪っての勝利を収めた佐野は「良かったところはダウンを取ったところだけですかね(苦笑)。後半はぐちゃぐちゃの試合だったんですけど、そういう試合になると予想していて、1Rにダウンを奪って安心した部分もありました」と試合内容については反省の弁。

 しかし難敵・松野を振り切っての連敗脱出で「あんな試合になっちゃいましたが、勝ててホッとしています。次が決まっているので気を引き締めて頑張ります」と安堵の表情を浮かべた。

 第5代-60kg王座決定トーナメントは12・18「Krush.71」で【開幕戦Round.2】としてレオナ・ぺタスדDYNAMITE”橋佑太、山本真弘×加藤港、郷州征宜×原田ヨシキ、稲石竜弥×安保璃紅の4試合が行われ、【開幕戦Round.1】と【開幕戦Round.2】の勝者8名をシャッフルし、改めてトーナメント表を組むことになっている。(※2017年2月=準々決勝、4月=準決勝、5月=決勝)

 各選手に【開幕戦Round.2】で気になる選手を一人挙げてもらうと、覇家斗と佐野はレオナを、朝久は真弘の名前を挙げた。

覇家斗
「気になる選手はレオナ選手です。レオナ選手は“石の拳”と言われていて、パンチに自信があると思うので、自分もそれを味わいたいですね。今回は大波乱というテーマを持って戦って有言実行しました。準々決勝の相手はまだ分かりませんが、次もテーマを決めて、それを有言実行して次に進みます」

朝久泰央
「山本真弘選手は小さい頃から見ていて世界のトップでやっていた選手なので戦ってみたいです。スピードマスターと呼ばれているのでスピード勝負もやってみたいし、一撃で倒す試合をやってみたいです。2月まで期間はあるのですが、ゆっくりしていると他の選手と差がつくので、すぐに練習再開してぶっちぎりで優勝したいです。押忍」

佐野天馬
「自分も気になるのはレオナ・ぺタス選手です。一番強いと思っているし、もしやるならトーナメントの最初の方でやりたいです。2月まで時間があるのでしっかり練習して、ばっちり勝てるようにします」

 なお会見を欠席した渡辺からは以下のメッセージが届いている。

「今回は都合がつかず会見に参加できず申し訳ありません。昨日の明戸選手との試合ですが、僅差で何とか判定で勝つことができましたが、このままだと次勝つことは難しいと思います。

 相手はまだ誰になるか分かりませんが、次は誰が見ても勝ちとわかるよう最低でもダウンを取るか、KO勝ちしないといけないと思っています。

 そのためには技を散らして手数を増やすだけでなく、倒せる技を完成させて次戦に挑みますので楽しみにしていて下さい」
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