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[ニュース]2016.10.17
ファワド・セディッキ、オランダの若獅子はスーパー・ライト級の台風の目になるか!?「左右田にとってこの試合は悪夢になるだろうね」
    
 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜初代フェザー級王座決定トーナメント〜」(※-57.5kgから名称変更)。スーパーファイト出場選手インタビュー第5弾はスーパー・ライト級(-65kg)で左右田泰臣と対戦するファワド・セディッキだ。
――K-1出場が決まった時の心境を教えて下さい。

「とてもびっくりしたよ。ずっとK-1に出たいと思っていたから、オファーがあったときは夢かと思ったよ。しかももともと決まっていた試合があって、そのためにタイで合宿する予定だったんだ。ちょうど出発の前日にK-1からオファーがあって、その試合も流れてしまった。結果的にタイ合宿はK-1での試合のためのものになったよ」

――K-1というイベントにはどんなイメージを持っていますか?

「立ち技格闘技で最大のプロモーションだと思う。素晴らしい選手を数多く輩出していて、新体制になってからもいい選手がたくさん出場している。やはりK-1はグレートだよ。今回は僕を招聘してくれたし、僕は最高の選手たちと戦いたいと思う」

――K-1からどんな影響を受けましたか?

「K-1はプロフェッショナルなイベントで、多くの有名な選手たちが誕生した。見ているだけで刺激を受けるイベントだよ。自分自身、K-1の大ファンだったし、自分も次世代の偉大な選手になりたいね」

――好きなK-1選手は誰ですか?

「レジェンドと呼ばれる選手たちはみんな好きだよ。今のK-1では同じ階級の王者ゲーオ(・ウィラサクレック)、あとは野杁正明、木村“フィリップ”ミノル、HIROYAも面白いファイターだね。イリアス・ブライドやマサロ・グランダーも気になる。もし僕とブライドが戦ったら面白いと思うし、僕が左右田に勝ったら、ぜひブライド戦を組んでもらいたいね」

――格闘技を始めたきっかけを教えて下さい。

「自分よりも先にキックボクシングジムに通っている友達がいて、ある日、練習で使うグローブを見せてくれたんだ。それを自分もつけてみたんだけど、それがものすごく刺激的だったんだ。一般人にとってグローブは非日常のものだし、とても特別な気分になってワクワクした。それがきっかけで自分もジムに通うようになったよ。あとはブルース・リーやジャッキー・チェンの映画も子供ながらに打撃への憧れを駆り立ててくれたと思う」

――今の練習環境・状況を教えて下さい。

「最初はゴーダにあるキックボックスゴーダというジムで練習を始めた。今はハーグという町に住んでいてジェラルド・ゴルドーのドージョー・カマクラでキック、ハーグスディレクトというジムで元プロボクサーのレイニエル先生にボクシングを習っている。今年の3月からはメジロジムの所属となり、普段はハーグで練習して、試合前にメジロジムで最終調整するという形で練習している」

――自分の得意技・ファイトスタイルを教えてもらえますか?

「僕はオールラウンドファイターで特にパンチを得意にしている。あとは回転系の蹴り技も好きだよ」

――セディッキ選手はアフガニスタンの出身なんですよね。

「実はそうなんだ。国の事情から生まれて半年でモスクワに移住し、それから家族全員でオランダに移住してきた。今はオランダ国籍を取得しているけど、いつも祖国アフガニスタンに何か少しでも貢献したいと思っている。今回のK-1参戦が祖国アフガニスタンだけでなく、世界中に難民として暮らしているアフガニスタンの人々に少しでも勇気や元気を与えることができるのなら最高だと思っている」

――対戦相手の左右田選手にはどんな印象を持っていますか?

「彼の試合映像は把握できる限り、すべてチェックした。とてもタフな選手だと思う。タイでの練習もすべて左右田対策にあてることができたよ」

――どんな試合をしたいと思いますか?

「まずは自分のファイトスタイルを見せたい。そして僕の得意技であるパンチと回転技を使って、左右田をKO勝利するよ。もしかしたらK-1は左右田の復活のための僕を選んだかもしれないけれど、左右田にとってこの試合は悪夢になるだろうね」

――自分のどこを日本のファンに見てもらいたいですか?

「僕の偉大さかな(笑)。それは冗談だけど僕が何者なのかを知ってもらいたいね。K-1も新しい選手の台頭を望んでいるだろうし、僕のような男前も必要だと思うよ(笑)」

――それでは最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ぜひ僕のテクニックに注目してほしい。そして勝利を自分のものにするよ」
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