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[ニュース]2016.10.26
1・15「Krush.72」挑戦者・廣野祐、-70kg王者ピケオーを倒して世界への扉を開く!「自分がピケオーにやられることはない。周りの予想をいい意味で覆す」
    
 10月26日(水)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、2017年1月15日(日)東京・後楽園ホール「Krush.72」の第一弾対戦カードが発表された。
 9・30「Krush.69」で松倉信太郎との-70kg挑戦者決定戦に勝利し、王者ジョーダン・ピケオーへの挑戦が決まっていた廣野祐。この日の会見で両者のタイトルマッチが2017年シリーズの第一弾大会となる「Krush.72」で行われることが発表された。

 大会日時が正式に決まり、約3カ月後にピケオーに挑むことになった廣野は「Krushでは初めてのタイトルマッチです。ピケオーは強い選手ですが、過大評価せずに戦えば自ずと結果は出ると思います」と勝利宣言。「周りからはどれだけ廣野がピケオーに食い下がれるか?という予想や見方をされると思いますが、いい意味でそれを覆します」と番狂わせを起こすと誓う。

 松倉戦の前から「自分の方がピケオーに勝つ可能性が高い」と語っていた廣野だが、この日の会見でもピケオー攻略の自信が揺らぐことはない。

「ピケオーは好戦的で何でも出来る印象。決定力もあるとけど、自分はやられないと思っています。僕が一番自信を持っているのがディフェンスで、僕は一度もKO負けしたことがありません。足を止めて打ち合えば倒されると思いますが、相手の攻撃をもらわずに自分の攻撃を当てて、願わくば倒したいって感じです。あっちはガンガン来ると思うんですけど、ピケオーが僕を倒すか? 僕が倒されないでピケオーに勝つか? そういう試合になると思います。

(前回の試合後は決定力をつけたいと言っていたが?)自分が持っている技術や本来持っている決定力を本番で出し切りたいですね。僕は自分の試合映像を見ても、自分でよく思わないようにしているんですけど、トレーナーからは『練習で出来ていることが本番になると出来ていない』と言われます。だから今回はそれを出したいです」

 また今大会では女子王者KANAに最終試合を譲る形となったが、廣野自身は「全く気にしてない。試合順よりも内容・結果が大事で、それを出せれば自ずと試合順も変わってくる。だからまずは結果を出したい」とキッパリ。

「この世界はチャンピオンとそれ以外の選手しかいない。やるからにはチャンピオンになりたいのでチャンピオンになります」とKrush王座への想いを語り「試合まで約3カ月、悔いのない生き方をして。世界との差を埋めるのではなく、世界との差を超えて、VS世界のスタートを切りたい」と大きな野望を口にした。

 これまで佐藤嘉洋、渡部太基、中島弘貴、山崎陽一と-70kgの日本人を軒並み倒してきた王者ピケオー。廣野はその牙城を崩すことが出来るか?
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