今回のトーナメントに出場する外国人選手の中で最も高い勝率＝96.3％（27戦26勝1敗）を誇るウィーラン。「K-1参戦が決まって夢が叶ったようだよ。この日のためにハードなトレーニングを続けて、今自分はここにいる。身体も絞れていて、コンディションはパーフェクトだ」と自信たっぷりに語る。

　これまでの試合を振り返り「ローキックが多くてポイントアウトして勝つことが多い」としながらも、公開練習ではスピード感溢れるパンチのコンビネーションを披露。「俺はボクシング主体のスタイルで、見ての通り、俺のパンチは速くて重い」とニヤリと笑う。

　一回戦では優勝候補・大本命の武尊と対戦するウィーランだが「武尊はいい選手で危険な武器を持っているけど、俺は勝つために日本に来た」とキッパリ。

「武尊は日本で人気も知名度もあるファイターで、そういう相手と戦えることを誇りに思う」と話す一方「そういう相手を倒すのが待ちきれない。ここは日本だからみんな武尊が勝つと信じているだろうけど、俺は俺が勝つと信じている。トーナメントは誰が勝ち上がってきても勝つ準備をしている」と一回戦での武尊撃破、そしてトーナメント優勝を予告した。

　さらにウィーランは「俺は-60kg（スーパー・フェザー級）でも戦えるから、フェザー級のベルトを獲ったら、次はスーパー・フェザー級のベルトも狙う。K-1で2本のベルトを巻くことが俺の目標だ」と二階級制覇の野望をぶち明けた。

　会見の最後にも「俺はパフォーマーだ。日本のファンに俺がどんな選手かを早く見せたいね」と告げたウィーラン。果たして武尊との一戦、そして今回のトーナメントでどんなインパクトを残すのか？