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[ニュース]2016.11.2
武尊が小澤海斗に「世界最高の舞台でブッ飛ばしてやるから決勝まで上がってこい」、小澤も「当たり前だ、この野郎」と譲らず!
    
 11月2日(水)東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、11月3日(木・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜初代フェザー王座決定トーナメント〜」(※-57.5kgから名称変更)の前日会見が行われた。
 K-1の新階級=フェザー級の初代王者を決めるトーナメントがいよいよ明日に迫った。トーナメント出場選手たちはリザーブファイトも含めた全10選手が最初の計量でリミットをクリア。計量後の記者会見では選手たちが早くも激しい火花を散らした。

 その中心はやはり武尊だ。初代スーパー・バンタム級(-55kg)王者であり、2階級制覇を目論む武尊は「今回のトーナメントのテーマは“挑戦”だと思っているんで、明日は思いっきり暴れて全員ぶっ倒して、必ず僕が初代フェザー級王者になります」と堂々の優勝宣言。

 一回戦で対戦するジェイミー・ウィーランに対して「公開練習の映像を見たらミット打ちもキレキレでパンチ力もありそうだったので、明日の殴り合いが楽しみになりました。ぶっ飛ばしてやろうと思います」と言ってのけ「周りから注目されることはうれしいですけど、僕は一選手としてトーナメントに出る。新しいベルトを獲ることしか考えていない」と二階級制覇へ向けての想いを語った。

 この武尊の言葉に最初に反応したのは対戦相手のウィーランだ。武尊の「ぶっ飛ばしてやろうと思う」発言に対して「俺は3試合勝ってK-1キングになるじ準備が出来ている。俺をぶっ飛ばす? それは俺も楽しみだ。このアイスクリーム野郎(武尊)はスーパー・バンタム級王者だったらしいが、俺は勝つ自信があるよ」と武尊を挑発した。

 武尊へのリベンジに燃える小澤海斗も黙ってはいない。「明日は3人ブッ飛ばして俺がチャンピオンになる。外国人の印象? 全員イケメン」とぶっきらぼうに言い放ち、武尊との決勝戦について聞かれると「その質問されるとムカつくんだよ。アイツの顔(武尊)もそうだし、トーナメントに出てるやつらの顔も見たくない。面倒くせえし、早く帰りたい」と吐き捨てた。

 度重なる周りの挑発的な発言に武尊もイライラが爆発する。「一回戦でアイスクリーム野郎とか言ってきたコイツ(ウィーラン)をぶっ倒して、決勝は一番奥にいるヤツ(小澤)。世界最高の舞台(決勝)でぶっ倒してやるから、ちゃんと決勝まで上がってこい」と小澤に宣戦布告。これには小澤もすぐさま「当たり前だよ、この野郎」と言い返し、会見場は異様な緊張感に包まれた。

 もちろんその他の選手もトーナメント制覇、そして初代K-1フェザー級王座の称号を手に入れるために燃えている。

 小澤と一回戦で対戦するジョシュ・トナーは「この試合のために3カ月間トレーニングしてきて、2試合も戦った。明日の試合が楽しみでしょうがない。僕は一回戦の1試合のためではなく、3試合のために日本に来たんだ」と優勝を誓う。

 一回戦・第2試合で対戦する戸邊隆馬とエリアス・マムーディも「明日は自分が持っているものを出すだけ。(マムーディの公開練習の映像を見て)体調が悪いと言っていたけど、動きを見る限り、いい仕上がりで試合が楽しみになった。僕は一回戦の試合にすべてをかける」(戸邊)、「このトーナメントのためにずっと準備して、完璧に自分を整えてきた。昨日は少し体調が悪かったけど、もう体調はよくなった。完璧な状態で明日に臨む」(マムーディ)と気持ちのこもった言葉を残す。

 昨日の公開練習では神戸翔太を秒殺宣言したユン・チーは「神戸選手は強い選手だと認識しているが、自分も弱い選手ではない。必ず中国にベルトを持ち帰る」と改めて王座奪取を予告。

 迎え撃つ神戸も「世界の強豪たちと戦えることをうれしく思います。この中で一番ベストな男になろうと思います。相手に秒殺すると言われて、俺は秒殺するタイプじゃないんで、じわじわぶっ飛ばそうと思います」と対抗心を覗かせ「自分は一回戦・準決勝が大事だと思っていて、そこを勝てば決勝も自然に勝てると思う」と静かに語った。

 またリザーブファイトで対戦する大滝裕太と朝久裕貴も会見に出席。リザーバーとして優勝の可能性にかけると話した。

大滝裕太
「僕は中学を卒業して格闘技をやるために上京したんですけど、親や周りに心配をかけてきて、ようやく晴れのK-1の舞台に立つことになって感無量です。(今日が誕生日だが)ずっと減量で誕生日どころじゃなかったので、これからたくさん食べたいです。(本戦出場について)誰かが怪我するのを待つしかないので“果報は寝て待て”です。しっかり勝って、あとは控え室で寝て待ちます」

朝久裕貴
「対戦カード発表会見から2カ月経ちましたが調子はばっちりです。明日が待ち遠しく、いい状態で迎えられました。みなさんも楽しみにしていてください。(本戦出場について)この試合に勝ってトーナメントに入るチャンスが来たら、ベルトを獲る自信はあります。ただ対戦相手の大滝選手もとても強敵なので一生懸命全力で戦います」

 それぞれK-1のベルト、そして対戦相手へも想いをぶつけ合った10人。明日の過酷なワンデートーナメントを勝ち抜いて、最後にベルトを手にしているのは誰だ!?
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