日本人の苦戦が続くスーパー・ウェルター級（-70kg）で強豪サニー・ダルベックに挑む城戸康裕。会見ではシビアな一面を見せる……ことなく、普段通りのエンターテイナーぶりを見せつけた。

　計量後の会見でダルベックの隣に並んだ城戸は「お腹すきました。大変ですよね？」とダルベックに話しかけ「ダルベックはまじでイケメン！イケメソ！」とダルベックの容姿をベタ褒め。「試合中にダルベックに見とれちゃって油断しているところにパンチをもらっちゃったらどうしよう？と思って心配です。気を付けるのはそれだけですね」と続けて、笑いを誘う。

　さらに城戸は宮田充K-1プロデューサーに「プロデューサー就任おめでとうございます！」とお土産のカステラを渡し、ダルベックを見やって「ジャパニーズ・テクニック」とニヤリ。試合への意気込みを聞かれても「違った角度から攻めた煽り映像を作らせてもらったんで、煽り映像だけ見てもらえればいいですね（笑）」と最後まで試合に触れることはなかった。

　そんな城戸に対してダルベックも「（イケメンと言われて）アリガトウゴザイマス。城戸もカッコいいと思うよ」と返し「今はとてもハングリーで…それは試合に対してハングリーということだよ」と城戸のお株を奪うコメント。「僕も明日の煽り映像を期待したい（笑）。いいパフォーマンスをすれば、それがいい結果につながると思う」と語った。

　和やかなムードのまま会見は終了となったが、この試合が今後のスーパー・ウェルター級の未来を占う重要な一戦であることは間違いない。勝利を掴むのはダルベックか？　それとも城戸か？