新階級＝ウェルター級（-67.5kg）のスーパーファイトとして対戦する久保優太と牧平圭太。これまで過酷な減量でスーパー・ライト級（-65kg）まで体重を落としていた久保と、スーパー・ウェルター級（-70kg）まで増量していた牧平が適正階級で試合をする図式の一戦だ。

　久保はウェルター級での仕上がりについて「スーパー・ライト級の頃は減量が辛くて計量の時にムキムキになっていたんですけど、ウェルター級まで体重を落としてみたら、結局ムキムキになっていました」と苦笑いしつつも「調子はいいんじゃないかなと思います」。

　対戦カード発表会見では「僕がこの階級のエースだと思う」という言葉もあったが、この日も「明日はばっちり勝って、僕がウェルター級のエースだということをしっかり証明したいと思います」と改めてエース宣言が飛び出した。

　一方の牧平は「今回の試合が決まって先輩の山内（佑太郎）さんに今まで気付けなかったことをたくさん気付かせてもらいました。そして中島（貴志）トレーナーのもと、自分を作り直してきました。明日はそれを全部出したいと思います」と挨拶。

「山内さんには技術的なところはもちろん、人間力の高め方も教えてもらっています。明日は僕が這い上がっていく姿を見てもらうだけです」と久保戦に向けて静かに闘志を燃やした。

　新階級ウェルターをけん引するのはエース宣言の久保か？　それとも這い上がると誓う牧平か？