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[ニュース]2016.11.8
1・15「Krush.72」ビッグチャンス到来の和島大海「中島選手に勝つチャンスはある。全勝の勢いで勝つ」迎え撃つ中島弘貴「自分の強さを見せる」
    
 11月8日(火)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、2017年1月15日(日)東京・後楽園ホール「Krush.72」の追加対戦カードが発表された。
 元Krush-70kg王者・中島弘貴と第1回K-1アマチュア全日本大会Aクラス優勝者で21歳の新鋭・和島大海による-70kg Fightが決まった。

 デビューから3戦3勝3KOと全勝全KOを誇り、4戦目で国内トップファイターの一角・中島と対戦するビッグチャンスが巡ってきた和島は「元チャンピオンの中島選手と試合が決まって、大変うれしく思います。僕の名前を知っている人はいないと思うので、名前を売るチャンスだと思ってしっかり戦います」とやや緊張した面持ちで挨拶。

 最初にオファーを受けた時は「とてもびっくりしたというのが正直な感想」と打ち明けつつ「試合が決まった以上、倒すだけです。中島選手はフィジカルがとても強くて、パンチ力も強い。僕とは全然格も違うと思いますが、僕が勝つチャンスもあると思うので、試合までにしっかり練習します。今まで全部KO勝ちで来ているので、そのままの勢いで勝ちます」と下剋上を誓う。

 一方、若い和島を迎え撃つ中島は「最近の自分はKOが少ないので受けた試合ですけど、僕は色んな日本人選手に勝っているし、(和島も)そういう相手とやってから自分とやるべきじゃないかなと思いました。でも試合が決まった以上はベストを尽くして自分の強さを見せます」と憮然とした表情。

 王座陥落後、最初の試合となった9・30「Krush.69」小鉄戦では勝利したものの、納得のいく試合内容ではなく「今練習でやっているものは試合で思います。自分は世界の舞台で試合したいと思うので、自分の強さを見せて勝ちたいと思います」と巻き返しを誓う。

 今大会では-70kgタイトルマッチとして王者ジョーダン・ピケオーVS挑戦者・廣野祐が決まっているが、それに対する反応も対照的だ。

 和島が「僕がKrushデビューした大会にピケオー選手も出ていたので、タイトルマッチのことはめっちゃ気にしています。僕もいつかは-70kgのタイトルが欲しいので、しっかりタイトルマッチを見て、目標を作って頑張りたいと思います」と強く意識すれば、中島は「同じ階級なので気になると言えば気になりますけど…予想はピケオーが勝つんじゃないかなと思っています。(再戦したい?)やる時がきたらやりたいです」と言うにとどまる。

 会見の最後にファンへのメッセージを求めると「ベストを尽くしていい試合をして、自分の強さを見せたい」と繰り返す中島に対し、和島は「今まで1R・2RのKOで勝ってきたんですけど、今回は相手が格上なんでいつもとは違った戦いになると思います。そこに注目してもらえたらうれしいです」。

 キャリア・戦績だけでなく、この試合にかける想いやテーマも正反対の2人。-70kg戦線を占う一戦はどんな結末を迎えるか?
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