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[ニュース]2015.11.5
11・14「Krush.60」挑戦者決定戦に臨む塚越仁志「本当に今回はラストチャンス。渡部選手と牧平選手は大きな山だけど、それを乗り越えてベルトを獲る」
    
 11月14日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.60」の[Krush -67kg次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R]で渡部太基と対戦する塚越仁志のインタビューを公開!
――8・14「Krush.56」では吉川英明選手に判定勝利しました。あの試合を振り返っていただけますか?

「毎試合毎試合テーマを決めて戦っていて、4月の斎藤武彦戦では結構やりたいことが出来たのですが、吉川戦ではいまいち出来なかった部分があります。そうやって出来たり、出来なかったりはあるのですが、常に自分の中でテーマを持って、やるべきことを続けて、それを試合で出すようにはしています」

――塚越選手は昨年11月から-67kgに階級を定めて3連勝と負けなしです。

「すごく充実していますね。練習にもそれが出ているし、気持ち的にも(Krush-67kgのベルトを)獲るぞと思い続けています」

――明確にKrush-67kgのベルトという目標を決めていることが、いい結果につながっているのですか?

「それはすごく大きいと思います」

――これまで塚越選手は-63kg、-65kg、-67kgでベルトに絡むチャンスがありましたが、WILDRUSHリーグや初代王座決定トーナメントという形で、あまりベルトを現実的に考えることは出来なかったと思います。

「確かにそれはあったと思います。一戦一戦必死にやることは変わらないのですが、今は明確な目標に向けて一歩ずつ進んでいる感じがして、それが今までとは違うと思います」
――そして今大会では挑戦者決定戦が組まれました。まさにこれまでの積み重ねの結果で掴んだチャンスです。

「はい。そうやって形になったことがうれしいです」

――対戦相手の渡部選手はすでにタイトルマッチを経験していますが、ベルトを獲るためには避けては通れない相手だと思っていましたか?

「そうですね。個人的にああいう気持ちを出す選手は好きというか、最近そういう選手のことをいいなって思うんですよね。もちろん気持ちを出す選手と噛み合っていい試合をすることだけじゃなく、そういう選手に勝つことが目標なのですが、渡部選手のことは意識していました」

――3・14「Krush.52」の王者・牧平圭太選手と渡部選手のタイトルマッチは見ていて熱くなりましたか?

「はい。お互いの気持ちが出て、興奮しました」

――ファイターとして渡部選手にはどんな印象を持っていますか?

「攻撃力があってアグレッシブで根性がある選手という印象です」

――対戦カード発表会見では「僕も渡部選手も攻撃的なので噛み合う試合でKOになるだろうなと思います」という言葉もありました。

「細かくどうこうではなく感覚的な部分ですね。自分と渡部選手だったら噛み合うだろうっていう」
――この試合に勝てば牧平選手の持つベルトに挑戦できますが、負ければ王座挑戦から大きく後退することになります。

「僕が67kgだからかもしれませんが、7月のK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメントでは牧平選手と渡部選手がものすごく活躍して見えました。2人とも70kgの外国人選手と戦ってもひけをとらないレベルの選手なので、この2人は僕にとって大きな山です。でも僕はそれを乗り越えたいし、絶対に2つ勝ってベルトを獲りたいです」

――2人のタイトルマッチだけでなく、K-1での2人の活躍も刺激になっているのですね。

「はい。あの2人が争っているベルトだからこそやりがいがあります」

――塚越選手もずっとKrushで試合を続けて来て、Krushのベルトへの想いは強くなっていますか?

「毎回ラストチャンスだと思ってやってきましたが、今までは『本当にそう思っていたのか?』と自問する部分もありました。でももう僕も今年32歳で、年齢的なことを考えてもキャリアが長いわけではありません。だから本当に今回の挑戦者決定戦はラストチャンスだと思って、2つの山を乗り越えます」

――この試合を楽しみにしているファンの人たちもたくさんいると思います。その人たちにメッセージをいただけますか?

「間違いなく熱い試合になると思うので、必ず勝ってタイトルに挑戦します」
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