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[ニュース]2016.1.26
2・5「Krush.63」元K-1王者・卜部功也、約1年4カ月ぶりのKrush参戦に向けて好調をアピール!「ダントツの強さで他の選手を思いっきり突き離す」
    
 1月26日(火)東京・町田のK-1ジムDRAGONにて、2月5日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.63」のスーパーファイト[Krush -60kg Fight /3分3R・延長1R]でフランスのサイボーグ・ワラスと対戦する初代K-1 WORLD GP-60kg王者・卜部功也が公開練習を行った。
 試合まで2週間を切り「追い込みも残り3日となって、今は疲れもピークに来ているけど、いい練習が出来ています」と話す功也。昨年11月のK-1代々木大会で実兄・卜部弘嵩に敗れ、K-1 WORLD GP-60kg王座を明け渡す形になったが「すぐにでも試合がしたかったので、ダメージが抜けてからはすぐに練習を再開しました。やられ方もやられ方だったし(3RにKO負け)、それは僕が弱いからそうなっただけ。もっと強くならなければいけないと思って、練習を続けていました」と敗戦のショックよりも、強くなることを第一に考えていたという。

 また「K-1のベルトを巻いている間、ただ勝つだけじゃなくて内容にもこだわっていた。それがプレッシャーだったけど、それが自分を強くしてくれたと思う」とK-1王者としての日々を振り返る功也は「ベルトを失ってもその気持ちは変わらない。戦う場所がどこのリングになっても、自分の強さを見せるという気持ちは変わらない。そこはぶれずにやっていきます」と宣言。2分1Rのミット打ちでも持ち前のスピードだけでなくパワーを感じさせる左ストレート、左ミドル、ヒザ蹴りを叩き込んでいった。
 功也の再起戦の相手として用意されたワラスは筋骨隆々の黒人ファイターで、高い身体能力とトリッキーな攻撃を武器にしている。功也自身「今までやったことがないタイプの選手で、予測不能の動きをしてくるので、何をやってくるか分からない怖さがある。最初から最後まで集中して戦わないとやられる相手」とワラスの"難敵ぶり"を認めている一方で「復帰戦の相手としては厳しい相手だけど、僕のために強い選手を呼んでくれてありがたいです」と強豪との対戦は望むところだ。

 功也がKrushのリングに上がるのは2014年10月のヤン・グィシャン戦以来、1年4カ月ぶり。「グィシャン戦ではハイキックでダウンを取っているし、その前の翔センチャイジム戦ではハイキックで倒しています。あの時以上のものを見せて、強くなった姿を見せなきゃいけない」とKrushファンに進化した自分を見せるつもりだ。
 また今大会では功也×ワラスだけでなく、大雅×平塚大士、島野浩太朗×明戸仁志、皇治×剣闘士"俊"と-60kgのカードが4試合並んでいる。「ここで一番目立たなきゃいけない。それが目の前の目標。それをクリアしてダントツの強さで-60kgを突っ走る」と言い切る功也は、K-1 WORLD GP-60kg王座への返り咲きを誓った。

「僕の目標はK-1 WORLD GP-60kgのベルトをもう一度巻くこと。そのためにも次の試合でレベルの違いを見せないといけないし、逆にそれが出来なければ『もう一度、K-1のベルトを巻く』という発言も言えなくなってしまう。だから他の選手を思いっきり突き離して、K-1のベルトを狙っていきたいです。K-1のベルトを巻く選手はそうじゃないといけないし、K-1のベルト=誰も寄せつけない強さを持った選手が巻くもの。僕はそれを目指します」

 タイトルマッチ以降、弘嵩と同じ時間に練習しているという功也だが「ミットを1・2回持っただけで、それ以外は別々に練習しています。明らかに練習のやり方は変わりました。僕は兄が巻いているベルトをもう一度狙っているんで、そうじゃないといけない」と虎視眈々と弘嵩のベルトを狙っている。

「K-1のベルトを巻いて、初めてKrushで試合をすることになります。さらに強くなった姿を見せたいと思っているので、ぜひ注目よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った功也。難敵ワラスを料理し、-60kgでぶっちぎりの存在感を見せることが出来るか?
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