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[ニュース]2016.12.6
日菜太、人生をかけてK-1のベルトを獲りに行く!「K-1のベルトは僕の格闘技人生の忘れ物。僕がK-1スーパー・ウェルター級の主役になります」
    
 12月6日(火)東京・大久保のGSPメディアセンターにて、2017年2月25日(土)国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」の出場選手・追加対戦カードが発表された。
 K-1 WORLD MAX 2008日本トーナメント第3位の実績を持ち、国内70kg(スーパー・ウェルター級)のトップファイターとして活躍する日菜太が新生K-1に電撃参戦。今大会にスーパー・ファイトとして出場することが決まった。(※対戦相手は後日発表)

 今回の参戦は日菜太が所属するクロスポイント吉祥寺を通して、日菜太のK-1参戦への意向がK-1実行委員会に届き、クロスポイント吉祥寺の山口元気代表とK-1実行委員会サイドが話し合いの場を設けて、K-1と契約・参戦する運びとなった。会見に出席した日菜太は周囲への感謝と共にK-1参戦が決まった心境を語った。

「僕をK-1のリングに上げてくれたクロスポイント吉祥寺のスタッフのみなさんありがとうございます。そして『日菜太が輝く道を進んだ方がいい』と言ってくれた山口代表、本当にありがとうございます。

 今、僕がやれることはK-1で僕の強さを証明することです。僕も選手生活は長いですが、最後にK-1のベルトを獲りたいです。K-1のベルトは僕の格闘技人生の中でK-1MAX時代に獲れなかった忘れ物だと思うので、人生をかけてK-1のベルトを獲りに行きたいと思います」

 続く質疑応答では「色んな想いで(新生K-1を)見ていた」という日菜太。「僕は大学生の時にK-1MAXに出て、就職することを辞めて、K-1MAXで食って行こうと思っていました。

 そしたらK-1MAXがなくなってしまい、実質、K-1MAXには2年ほどしか出ていません。当時『K-1MAXは来年・再来年に復活する』と言われ続けていたのですが、何もないままで本当につらい時期でした」と続ける。

 そんな時代を乗り越えての新生K-1参戦で「僕は格闘技をプロ野球やサッカーに負けないようにすることが目標です。例えばボクシングの世界チャンピオンと一緒に食事に行っても、遥かに自分の知名度がないことが悔しいです。

 人生をかけてやってきたものが認められてない現状をどうしても変えたい。そういう想いでK-1 WORLD MAXがなくなってからの5年間ずっとやってきました。でもまだ足りない。日菜太がメジャーにならないと格闘技はメジャーにならないと思うので、僕がスーパー・ウェルター級のトーナメントで優勝してメジャーになりたいと思います」とK-1のリングで人生を変える覚悟だ。

 日菜太はK-1から離れている間にアルバート・クラウスやアルトゥール・キシェンコといったK-1MAX時代の強豪外国人選手に勝っており、日本人の苦戦が続くスーパー・ウェルター級においてかかる期待も大きい。

 日菜太自身も「去年のトーナメントを見てジョーダン・ピケオーとサニー・ダルベックがどれだけ強いんだろう?と思いつつ、俺の方が強いんじゃないか?という想いがあるから、僕はまだ現役を続けている。これからは口じゃなくて戦って証明したい」とスーパー・ウェルター級の現状を変えるつもりだ。

 また同階級の日本人に対しては「日菜太がK-1に来たんだから、他の日本人選手は僕を喰ったらおいしいですよ。僕とやれるチャンスはそんなにないですよ。ぜひ挑んできてください」と日菜太。

「よく城戸(康裕)選手とやってほしいと言われることがあるのですが、僕は城戸選手と何回やっても負ける気がしません(※日菜太はK-1MAX時代に城戸に勝っている)」と自分が日本最強という自負も口にしている。

「新しいK-1のファンは僕のことを知らない人ばかりだと思いますが、日菜太と言えば左ミドルです。そして今の僕は引き出しも増えてヒザ蹴り、三日月蹴り…なんでもできるようになりました。

 ずっとK-1を見ている人たちには何でも出来る日菜太になったところを見て欲しいです。2017年のK-1は全5大会ですが、僕は欠席なしでK-1の主役になれるように頑張ります」。

 スーパー・ウェルター級の最後のワンピース=日菜太のK-1での戦いに注目だ!
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