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[ニュース]2016.12.13
野杁正明、新・必殺技でマヌーフ推薦選手を倒してゲーオへのリベンジに突き進む!「目の前の試合を勝ち続けて、1秒でも早くゲーオ選手に挑戦したい」
    
 12月13日(火)東京・大久保のGSPメディアセンターにて、2017年2月25日(土)国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」の追加対戦カードが発表された。
 6月の代々木大会以来、約8カ月ぶりとなる野杁正明のK-1参戦が決まった。野杁は6月の-65kg(スーパーライト級)世界最強決定トーナメント準決勝でゲーオ・ウィラサクレックに挑むも、惜しくも判定負け。

 その後、8月のKrush名古屋大会で中国のワン・ポンフェイを三日月蹴り一撃でマットに沈めると、11月にはフランスのビッグイベント「Nuit Des Champions」に参戦し、29勝(15KO)1敗の強豪エディ・ネイト・スリマニにKO勝利し、同団体の-66kg世界王座を手にした。

 世界タイトルを獲得してのK-1凱旋が決まり、野杁は「今大会にスーパーファイトとして参戦できることをすごく嬉しく思います。ゲーオ選手の持っているベルトに挑戦できるよう、目の前で組まれた一戦一戦をしっかり勝っていきます」と挨拶。

 フランスでのタイトルマッチについて「自分にとって初めての世界王座で、今後の自分にとってプラスになった」と振り返る。

「現地の空港に着いて大会の関係者が出迎えくれたのですが、そこで『スリマニはフランスで一番強い』みたいなことを言われて、どれだけ強いんだろうと色々と想像していました。

 でもいざ戦ってみたら、比べものにならないくらいゲーオ選手の方が強かったし、KO勝ちできてよかったかなと思います。自分にとっては初めて世界と名のつくベルトも獲れて、良い勝ち方が出来たんじゃないのかなと思います。

 会場も最初は凄いアウェイで、僕が入場してもすごくシーンとしたままで、相手の入場曲がかかった瞬間、会場がめちゃくちゃ盛り上がっていました。でもそういう所も含めて楽しんで試合ができたので、今後に向けてのプラスになりました」

 その野杁に用意された相手はオランダ在住のモロッコ人ファイター=ユネス・スマイリだ。スマイリは同大会で上原誠と対戦するイブラヒム・エル・ボウニと同じくメルヴィン・マヌーフ推薦選手として来日し、若干18歳にして40戦38勝(11KO)2敗を誇るファイターだ。

 会見では「K-1は自分にとっても夢だったリングなので、今回のオファーはとても嬉しかったし光栄に思う。野杁正明はヨーロッパでタイトルを獲って、ヨーロッパでも名前が知られているファイターなので、彼に勝って日本のファンの皆に自分の存在を思い切りアピールしたい」と野杁戦に向けたコメントが読み上げられた。

 マヌーフからの刺客を迎え撃つ野杁は「パンチでガンガン来るところもあれば、器用な技を出したりもするタイプ。マヌーフ選手の推薦選手なのでガツガツ来るタイプだと思う」とスマイリの勢いを警戒する一方「これといった印象も残らないと言えばそれまでの選手」と一刀両断。

「今まであった技にプラスアルファして、色々と得意技が出来た。相手の良さを消しつつ、その技で仕留めたい」と新・必殺技でのKOを予告し「今回、スマイリ選手を絶対に倒して、1歩でも、そして少しでも早くゲーオ選手に挑戦できるように頑張っていきたい」と打倒ゲーオを誓った。

 海外でのタイトル獲得で更なる進化を遂げた怪物・野杁の2017年に注目だ!
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