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[ニュース]2015.11.6
11・14「Krush.60」渡部太基、-67kg王座再挑戦へ「あと一歩のところで獲れなくて、Krush-67kgのベルトが余計に欲しくなった。挑戦者決定戦は当たり前に勝ちに行く」
    
 11月14日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.60」の[Krush -67kg次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R]で塚越仁志と対戦する渡部太基のインタビューを公開!
――7月にK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメントへの出場がありました。

「K-1は華のある舞台で、ああいうメンバーと一緒に戦えたことはすごい経験になったなと思います」

――渡部選手にとっては初めてとなる-70kgの試合で、対戦相手も準優勝のジョーダン・ピケオーでした。試合は2RKO負けでしたが、この試合を経験して次に活かせるものはありましたか?

「やっぱり外国人選手特有のパワーは感じました。ただ負けて言うのもあれなんですけど、正直こんなもんかっていう感覚もありました。自分は日本人とも70kgでやったことがなくて、いきなり外国人が相手だったから、やる前は一発でも(攻撃を)もらったらヤバいと思って、かなり警戒してたんです。でもある程度は我慢できるなと思いました」

――ご自身のブログでも「70kgは重かった」という言葉もありましたが、やはり階級の壁は感じましたか?

「相手というより自分の身体が重かったですね。計量をパスして当日までに戻る体重が67kgと70kgとでは違っていて、あの時は試合当日で75〜76kgまで戻って、2〜3回蹴ったらバテちゃいました(苦笑)。ただ70kgをやってみて色々分かったこともあったし、いい経験を積むことが出来ました」
――3・14「Krush.52」では-67kg王者・牧平圭太選手に挑むもドローに終わり、ベルトを巻くことが出来ませんでした。改めてあの試合を振り返っていただけますか?

「ドローと言われちゃったらドローなんで今更どうこうはないです。ただ倒さなきゃ勝てないんだろうなと思ったし、やっぱりKOするしかないと思います」

――すぐにでも牧平選手と再戦したかったですか?

「はい。もう1回延長やってもよかったし、次の日に再戦でもよかったですよ。そのくらい悔しかったし、あの試合にかけてたんで」

――渡部選手もこれまでKrush以外で何度かタイトルマッチを経験していますが、Krushのタイトルマッチはそれとは違いましたか?

「違いますね。自分ももういい年齢なんで、ここで獲らなきゃいけないと思って戦っていました」

――そして今大会では挑戦者決定戦として塚越選手と対戦することになりました。塚越選手にはどんな印象を持っていますか?

「すごくパワフルで身体もでかいし、前に前に来る強い選手だなと思います」

――いつかやると思っていた?

「もともと-63kgだったので意識はしてなかったんですけど、-67kgに階級を上げてからはいずれやるのかなと思っていました」

――2人のファイトスタイルを考えると、噛み合う試合になるのではないかなと思います。

「自分も噛み合いそうだなって思います。客観的に見て面白そうというか。客として見たいくらいです。面白い試合になると思いますよ」

――ただしもう一度タイトルに挑戦するためには是が非でも勝たなければいけません。

「まあ、当たり前に勝ちますよ。相手もプロだし強い選手なんで楽に勝てるとは思わないですけど…苦戦してもいいんで勝ちたいです」
――タイトルマッチを経験して、Krushのベルトへの想いは強くなっていますか?

「やっぱりあと一歩のところで獲れなかったからこそ余計に欲しくなりましたね。ぶっちゃけ獲れると思っていたし」

――前回はドローに終わっているので、牧平選手に勝って白黒はっきりさせたいですか?

「相手の戦い方にもよりますけど、俺は前に前に出るし、相手が距離を取って戦っても、倒さないといけないです」

――外から見ていて牧平選手と渡部選手はライバルに見えるのですが、渡部選手にとって牧平選手はどんな存在ですか?

「ライバルと言えばライバルですけど…K-1に出た時は日本VS世界という図式で、牧平だけが準決勝まで勝ち残ったじゃないですか。だから一言だけ『頑張れよ』とは言いました」

――K-1では牧平選手と渡部選手が活躍し、それでKrush-67kgのベルトの価値が上がったと思います。

「どうなんですかね。頑張ったけどやられちゃいましたからね(苦笑)。見ている人たちにKrushファイターとして仕事が出来たと思ってもらえたら幸いです」

――この試合を楽しみにしているファンの人たちもたくさんいると思います。その人たちにメッセージをいただけますか?

「KOですね。いつも言っていますが、KOするのがこの仕事だと思うし、最低でもダウンを取ってあわよくば倒して勝てればいいかなと思います。まあ俺は最初から倒しに行きますけどね。楽しみにしといてください」
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