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[ニュース]2016.12.17
12・18「Krush.71」第5代-60kg王座決定トーナメント【開幕戦Round.2】出場全8選手が意気込みを語る!“DYNAMITE”橋佑太がレオナ・ペタスにイライラ爆発、原田ヨシキは番狂わせ宣言
    
 12月17日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.71」の前日記者会見が行われた。
 10・15「Krush.70」からスタートした「第5代Krush -60kg王座決定トーナメント」。明日の大会では【開幕戦 Round.2】として一回戦・4試合が行われ、出場8選手が前日会見で意気込みを語った。
 トーナメント一回戦・第4試合はレオナ・ぺタスVS“DYNAMITE”橋佑太の初対決。どちらも-60kg屈指の攻撃力を誇り、KO決着が期待される一戦だ。

 10月の中国遠征で2016英雄伝説アジア王者となったレオナは「他の選手はお客さんに楽しんでもらうと言っていましたが、明日は僕が楽しみたいです」とリラックスムードで挨拶。中国遠征後は「普通の選手は1日1〜2回練習だと思いますが、僕は毎日1日3回練習するようになった」と練習回数を増やし「試合に向けて精神面が変わった」と話す。

 一方の橋は「僕も相手もベストを尽くして、この場にいます。明日試合で出るものがすべてです。ファンのみなさんには楽しんでみてもらえたらうれしいです」。5年前の初代王座決定トーナメントにも参戦経験がある橋だが「僕はずっと変わらず、試合があれば試合に向けて詰めて練習をやってきました」と語る。

 と、ここまでは静かにコメントしていた橋だったがリラックスムードのレオナに対してイライラを爆発。「会見前に廊下でスタンバイしている時に、相手の話し声が聞こえてきて『こいつ、チャラチャラしてるな』と思った。会見にスーツを着てくる組は余裕がない組みとか言っていて。お前、ふざけんなよ」とレオナを睨みつけた。そんな橋に対してもレオナは態度を変えず「明日はぶっ倒します」と斬り捨て、対抗意識を露わにした。 
 トーナメント一回戦・第3試合は練習環境を変えて復活をかける山本真弘と加藤港が激突する。今回がウィラサクレック・フェアテックスジム所属として初の試合となる加藤は「計量をパスできてホッとしています。コンディションが良い方が勝つと思うんで、明日までに最強で最高の自分を作ります」。

 練習環境が変わったことで「今のジムにはトレーナーがたくさんいるのでミット打ちの量が増えました」と練習量も増え、現K-1スーパー・ライト級王者ゲーオや初代K-1ライト級王座決定トーナメント参戦を控えるゴンナパーともスパーリングを重ねてきた。

 試合そのものは約1年ぶりだが「自分自身レベルアップしているし、今は試合をして自分がどのくらい強くなったんだろう?というワクワクした気持ちがあります」とニヤリ。「このワクワクをぶつけて、いい試合が出来たらいいなと思います」とあとは試合で爆発させるだけだ。

 一方の真弘は自らのチーム=N.F.T.Tを結成しての試合となり「今回は計量までのプロセスを楽しめたし、試合までのプロセスを楽しみたいと思います。そして明日はファンの皆さんに楽しんで欲しいです」。

 練習環境が変わり、元ボクシング王者のトレーナーから指導を受け「有名なトレーナーの方にも指導してもらって、いい刺激をもらっています。パンチの打ち方を直されたり、蹴りも交えた動きを教えてもらったのでバランスがよくなったと思います」と話す。

 大会当日は同郷の先輩でもあり、K-1参戦が決まった水町浩がセコンドにつく予定で「水町先輩がセコンドにもついてもらえるので心強いです」。ファンに向けて「スマホの画面でも伝わるくらい、見ている人たちが感動する試合をしたいと思います」とメッセージを送った。
 トーナメント一回戦・第2試合は-60kgの実力者・郷州征宜VS総合格闘家の原田ヨシキという異色対決。対戦カード発表会見で打ち合うと宣言していた原田は「相手映像をしっかり見て、ビデオが擦り切れる…今風に言うとスマホの通信速度が遅くなるぐらい見ました。自分は打ち合いしか考えてない」と宣言。郷州も「原田選手が打ち合ってくれるということなので、明日はバチバチの打ち合いを楽しみにしています」と呼応する。

 大会前恒例のニコクラ生放送の大勝敗予想大会でのファンの勝敗予想は郷州=100%、原田=0%という異例の結果に。「悲しい…というか逆に怒りです」と苦笑いの原田は「明日はいい意味でも悪い意味でもファンの期待を裏切るので楽しみにしていてください」と番狂わせを誓い、郷州は「ファンの皆さんの予想を裏切らないよう、そして期待に応えられるような試合をお見せします」と語った。
 トーナメント第1試合は稲石竜弥VS安保瑠紅。プロ4戦4勝4KOで今回のチャンスを掴んだ安保は「今までずっとやってきた練習の中で、課題を見つけて精一杯やってきたので、それを出せたら絶対勝てると思います」とキッパリ。対戦相手の稲石は約30戦のキャリアを誇り、他団体で王座戴冠歴のある実力者だが「全力で倒しにいくし、絶対に倒します。明日は僕のかっこいい姿が見れると思うので応援よろしくお願いします」とKO勝利を予告する。

 一方の稲石はタンクトップに短パンという本人曰く「フォーマルな格好」で登場。“おばあちゃん子ファイター”としても知られる稲石は「お婆ちゃんからはちゃんと計量クリアして来いと喝を入れられました。これからお見舞いに行って、試合の指示をもらってきます」。安保のKO宣言に対しては「絶対倒されません。倒せるもんなら倒してみろ。俺の方がもっとかっこいい姿を見せてやる」と不敵に語った。

 来年2月に行われるトーナメント準々決勝に駒を進めるのは誰だ!?

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