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[ニュース]2016.1.29
木村”フィリップ”ミノル、死闘を乗り越えてこそ感動が生まれる!「楽な戦法や戦い方はしたくないし、地獄のような3試合をやるつもりです」
    
 3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」。トーナメント出場選手インタビュー第5弾はトーナメント1回戦で野杁正明と対戦する木村”フィリップ”ミノルだ。
――対戦カード発表会見には約150名のファンの方々が集まっていましたね。

「むっちゃ良かったですね。モチベーションも上がるし、気合いも入ります」

――会見でも「ファンのみんなが大好きだ」ということを言われていましたが、その気持ちはずっと変わらないですか?

「俺はファイターが嫌いなんですよ、多分。ファイターとは殴り合うけど、ファンは応援してくれるから。そこには人一倍感謝しないといけないし、あれだけ声を出して応援してくれてうれしかったです」

――2015年は木村選手にとって激動の1年だったと思います。

「そうですね、戦い抜いてきたんで。でもファイターとしてめっちゃ成長して、戦うことが好きになりました、1年を通して。もっともっと強くなりたいという一心で。ゲーオ(・ウィラサクレック)に負けてすぐ練習を再開したんですけど、K-1の盛り上がりどうこうよりも、ただ強くなりたいと思って。一度、消えてもいいから強くなることだけに専念しようというマインドでやっていました。カッコいい選手もいっぱい見てきたんで」

――今は純粋に強さを追求したくなっているんですね。

「子供の頃に戻りました。カッコいい選手を見てすげえと思って真似したり、教えてもらったことを練習して出来るようなって喜びを感じたり。カッコよくなりたい、カッコいい選手になりたい。そういう自分のルーツに戻った気持ちです」

――1回戦で対戦する野杁選手にはどんな印象を持っていますか?

「野杁選手は正真正銘、日本のトップ。ずっとやりたかった相手なんでエキサイトして興奮しています。こういう相手と戦えるのは幸せで幸運なんで、思い切りやります。俺もファンも待ち望んだカードだし、ファンのみんなが喜んでくれてうれしかったです」

――今回は日本代表を決める過酷なワンデートーナメントですが、木村選手はどんなトーナメントにしたいと思っていますか?

「死闘を演じたいです。死闘をクリアしてこそ感動が生まれると思うんで。楽な戦法や戦い方はしたくないし、3試合死闘を演じて、それを一個一個クリアしていく姿を見てもらいたいです。だから人生と一緒かなって。辛い戦いを乗り越えながら、終わった時には感動があるっていう。そういうものを3試合見せたいです。地獄のような3試合をやるつもりです」

――会見でもUFC世界フェザー級王者コナー・マクレガーの話も出てきましたが、まだまだ格闘技で成り上がりたいという気持ちは強いですか?

「億万長者にならないと話にならないし、格闘家はそれだけすごいことをやっていると思うから。そういう世界を見せていきたいですね。拳と身体一つで稼いでいい生活をするのがファイターの夢だし、そういう目標があって、夢を見させてくれるファイターがいるから、俺らもファイターでいられるわけで。だから今度は自分がそうなりたいです」

――世界中が木村選手に注目する。そんなファイターになりたいですか?

「そのくらい俺に熱狂してほしいですね。PPVを出しても超売れちゃうくらいのファイターにならないと。日本の格闘技は良くも悪くもブームじゃないですか。去る時もあれば来る時もある。だから俺は格闘技をもっと確立させたいし、そのためにはもっともっと身体を張って試合をしていかなきゃいけないと思います」
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