――KANA選手はタイに武者修行に行かれていたそうですね。

「はい。1月1日から16日までバンコクのイングラムジムで練習していました。ずっとタイに武者修行に行きたいと思っていたのですが、なかなか行くタイミングがなくて。ただ2016年は自分にとって大事な1年になると思って、新年一発目から気合いを入れるためにも行ってきました」

――タイでの練習はいかがでしたか?

「技術ももちろんなんですけど、毎日朝から晩まで練習するという精神面だったり、経験値を積みたいと思って行きました。実際にタイに行ってみて、これを365日続けているタイ人はすごいなと思ったし、まだまだ自分も甘いなと感じました」

――タイでは練習漬けの毎日だったのですか?

「はい。早朝から走ってジムで練習して、少し休んで夕方から練習して…の繰り返しでした。休みの1日しかなくて、後半は身体が疲れ切っていました（苦笑）」

――ジムに女子選手はいたのですか?

「いや、私だけでした。男子の選手としか練習しなかったので、みんな強くて勉強になりました。タイでは蹴り技を中心に練習してきたので、パンチだけでなく蹴りでも倒せるようになりたいと思います」

――今大会では韓国のヘジン選手と対戦することになりました。どのくらいへジン選手の情報は入っていますか?

「ほとんど情報はないのですが、若くて勢いがある選手かなと思います。でも勢いでは全然負けてないと思うので、逆に勢いでこっちが倒してやろうと思います」

――今回もKOで勝って自分をアピールしたいですか?

「はい。"KANAが勝つときはすべてKO"ということは常に意識しています」

――この試合の勝ち方によってはタイトルマッチにつながると思います。

「常にタイトルマッチのことは考えていますし、この試合はそのための査定試合とも言われているので、それに相応しい内容で勝ちたいと思います。だから今回は内容にこだわりたいです」

――「今のKANAだったらタイトルを獲るんじゃないか?」と思わせたいですか?

「はい。もう挑戦者はKANAしかいないだろうと思わせて、タイトルにつなげます。まだプロでは2試合しかやっていないのですが、たくさんファンの方に声をかけてもらって、めちゃめちゃパワーをもらっています。もっともっと強くなって盛り上げるので、2月5日も期待してほしいです」