ニュース
[ニュース]2017.1.5
「Krush.72」1.15(日)後楽園大会 伊澤波人、初参戦・良星にKrushの厳しさを叩き込む!「僕の役目は初参戦選手の壁になること。Krushは簡単なリングじゃないことを教える」
    
 1月15日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.72」の[Krush-55kg Fight]で良星と対戦する伊澤波人のインタビューを公開!
――2016年は中国・英雄伝説でチャンピオンに返り咲きました。中国遠征でどんな手応えがありましたか?

「2015年に中国で負けてから練習量を増やして、質のいい練習ができるように心がけてやってきました。得意の蹴りも強くなったし、苦手だったパンチも上手くなって全てがレベルアップしたと思います。その上で中国でも結果を出すことが出来て、自分が強くなっているという実感があります」

――中国で敗戦を喫して、もっとレベルアップしなければ上に行けないと感じたんですね。

「はい。それまでも死ぬほど辛い練習をしてきて自信はあったんです。それでも結果が出なかったということで、だったらもっと練習量を増やして強くなるしかないと思ってやってきました」

――タイトルマッチで対戦したジョアン・シューソンとは1勝1敗で、今回で3度目の対戦でした。どんな気持ちで試合に挑んだのですか?

「倒さないと勝てないことは分かっていたし、もし判定になっても必ず勝てるように最低でもダウンを取ることを意識して戦いました」

――試合はハイキックで2度のダウンを取っての判定勝ちでしたが、ご自身の動きについてはいかがでしたか?

「練習ではハイキックもバシバシ蹴るので得意技の一つなんですけど、試合ではなかなか出すことが出来なくて、実はプロで一度もハイキックでダウンを取ったことがなかったんです。それが今回は無意識で蹴ったハイキックでダウンを取ることが出来て、ちょっと自分でもびっくりしています。ハイキックでもダウンを取れることが分かったので、これからは自信を持ってハイキックを蹴ろうと思いました(笑)」

――伊澤選手は定期的に中国で試合をしていて、中国でも少しずつ認知度が上がっていると聞いています。中国でも名前を知られていることを伊澤選手自身はどう感じていますか?

「中国で始めて試合をした頃はすごくアウェーな感じがしたんですけど、最近はそういう感じもないし、中国の人たちが僕のことを応援してくれています。そうやって中国でも歓迎してもらえて、僕を英雄伝説のチャンピオンとして認めてくれていることは嬉しいです」

――伊澤選手は日本と中国で実績を積んでいて、他の選手が出来ないことをやっているという意識はありますか?

「そうですね。日本でしか戦ったことがない選手よりも、海外で戦った経験がある選手の方が、格闘技以外でも活きるものを得られていると思います」

――そして今回は約8カ月ぶりの日本での試合となり、対戦相手もKrush初参戦の良星選手になりました。試合が決まるまで良星選手のことはご存知でしたか?

「いえ、試合は見たことなかったです。名前も聞いたことあるかないかぐらいでしたね。ただBigbangでタイトルを獲っているので強い選手だと思います」

――他団体で実績を残している選手と戦うことは意識していますか?

「うーん…どうなんですかね。僕はあまり相手のことを詳しく研究するスタイルじゃないですし、余計な先入観を持たないように、僕は僕のやることをやるだけです」

――良星選手からすれば、Krushで活躍している伊澤選手をステップにしようとしていると思います。

「僕は今までKrushで30戦近く戦ってきたし、Krush初参戦の選手たちにも勝ってきたので、そういうポジションなのかなって思っています。自分の役目は他団体から来た選手たちの壁になることだと思っているので、今回もKrushはそんなに簡単なリングじゃないよということを教えたいです」

――久々に日本で伊澤選手の試合を見る人もいると思いますが、どんな試合を見せたいですか?

「ありがたいことに僕の試合を見たいと言ってくれる人たちも増えてきたので、そういう人たちに僕の試合を見せたいです。また僕のことをずっと見ている人たちにはこの1年で僕が強くなったところを見てもらいたいです」

――この試合が2017年の初陣になります。2017年をどんな1年にしたいと思いますか?

「2017年は今までの格闘技人生のすべてをかけて、自分ができることをやり切ろうと思っています。僕も17歳でデビューして24歳になって、7年間で33戦やってきました。2017年がラストスパートになるぐらいの勢いで、なんとなく一試合一試合を戦うのではなく、自分の格闘技人生も長くはないと思って、戦っていこうと思います」
トップページへ戻る