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[ニュース]2017.1.3
「K-1 WORLD GP」2.25代々木 佐々木大蔵、叩き上げのテクニシャンがK-1の頂点を目指す!「K-1の頂点からしか見えない光景を見たいと思います」
    
 2017年2月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」。トーナメント出場選手インタビュー第3弾は一回戦でウェイ・ルイと対戦する第4代Krush-63kg王者・佐々木大蔵だ。
――今回、新生K-1への初参戦が決まりました。参戦が決まった時はどんな心境でしたか?

「やっと来たなって感じですね。K-1出場だけを考えるなら、もしかしたらプレリミナリーファイトだったらありえる話だったと思うんですけど、僕にはKrushチャンピオンとして本戦に出場するという目標がありました。なのでKrushチャンピオンとしてK-1の本戦に出場できることにホッとしています」

――今回の初代ライト級王座決定トーナメントのようにベルトがかかった試合やスーパーファイトでK-1に出ることに意味がある、と。

「はい。僕は本戦じゃないと出場しないぐらいのつもりで練習していました」

――佐々木選手はセコンドなどで会場の雰囲気などを感じていると思いますが、今のK-1にはどんな印象を持っていますか?

「会場も大きいですし、スケールも大きいので、憧れはありました。でも僕はKrushでチャンピオンになることを念頭に置いて、それを目標に戦っていたので、K-1出場はKrushチャンピオンの先に見据えていたもう1つの目標でした」

――佐々木選手は戦績的にも現在5連勝中で、その中でKrush-63kgのタイトル獲得&初防衛も経験しています。今、選手として上り調子でいい時期だと思うのですが、自分が強くなっているという実感はありますか?

「そうですね。Krush-63kgのチャンピオンになって、そういう自信が出てきたっていうのもありますし、1戦1戦を戦っていく中で自分自身でも手応えがあります。今の自分が一番強いんじゃないかなと思っているので、そのまま突っ走っていきたいです」

――改めてですが佐々木選手が格闘技を始めたのは何歳の時だったんですか?

「中学1年生の時に部活内のイジメが原因で格闘技を始めました。最初はチャンピオンになるという目標もなく、ただ強くなりたい一心で始めたんですけど、兄と慕うようなジムの先輩たちがプロになってベルトを獲って…そういう姿を見て、自分も兄(先輩)たちのようになりたいという夢を抱くようになりました」

――格闘技を始めた時からK-1への憧れはありましたか?

「はい。当時のK-1は魔裟斗さんや小比類巻(貴之)選手が活躍していた頃で、それをずっと見ていたので、カッコいいなという憧れがありましたね」

――そのK-1のベルトがかかったトーナメントに挑むという部分ではどんな心境ですか?

「今回のトーナメントに出場する目的はK-1のベルトを獲ることともう一つ、Krush-63kgのベルトの価値を高めたいという想いもあります。なのでそれを成し遂げることで、自ずとK-1のベルトも自分の腰に巻かれていると思うので、このトーナメントでKrushのベルトの価値を高めたいです」

――トーナメント一回戦の相手はウェイ・ルイになりました。非常に前評判が高く、優勝候補に挙げているファン・関係者も多い選手ですが、ルイにはどんな印象を持っていますか?

「チームメイトの林健太と戦った試合しか見ていないんですけど、その時は凄く強いという印象はなかったです。ルイはサウスポーの教科書通りの戦いをしていて、それ通りに(林)健太がやられてしまったので、もし自分が戦ったらこうやって戦うなと思いながら映像を見ていました。だから自分だったらいけるんじゃないのかなという想いしかないですね。周りはみんなウェイ・ルイは強いと言いますが、冷静に考えて、自分だったらこうやって攻略するというイメージは出来ています」

――対戦カード発表会見では「決勝戦で(卜部)功也と戦いたい」というコメントがありました。佐々木選手と功也選手はK-1甲子園の地区大会で戦っているんですよね。

「はい。2008年の関東地区予選の決勝で功也と戦いました。功也とはチームメイトで、練習での功也も全部見てきているのですが、僕の中で1番強いんじゃないのかと思うぐらい本当に強いです。でもK-1ライト級のベルトは1つしかないし、そのベルトを目指して戦う以上、功也と戦うことは避けて通れない道だと思います」

――K-1で活躍することで格闘技人生が変わる選手はたくさんいます。佐々木選手もK-1という舞台で自分の格闘技人生を変えたいという想いはありますか?

「頂点からの景色は頂点に立った者にしか分からないもので、僕もKrushのチャンピオンとして頂点に立って、その景色を見ることが出来ました。だから今度はK-1の頂点に立って、K-1の頂点からしか見えない光景を見たいと思います」

――佐々木選手の試合を初めて見る人も多いと思いますが、自分はどんなファイターだということをファンにアピールしていきたいですか?

「今までの僕は練習での本来の姿をお客さんに見せられずに、歯がゆい想いをしてきました。でも段々と自分の実力が出てきていて、周りの方からも『強くなった』って言ってもらっています。でも僕はそれに満足はしていないですし、自分はまだまだやれるんだぞというのを、今の僕を知っている方にも再確認してもらえるように、本当の実力を見せたいなと思います」

――それでは最後に佐々木選手の試合を楽しみしているファンの皆さんにメッセージをいただけますか?

「今回、KrushチャンピオンとしてK-1出場が決まりましたが、僕はまだまだ満足していません。K-1の頂点を獲って、色んな人に夢や希望や勇気を与えていける、そんな戦いを見せるので、ぜひ期待をしていてください」

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