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[ニュース]2017.1.4
「K-1 WORLD GP」2.25代々木 谷山俊樹、格闘技をやるために生まれてきた男がK-1のリングへ!「僕がライト級チャンピオンになってK-1に新しい風を吹かせます」
    
 2017年2月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」。トーナメント出場選手インタビュー第4弾は一回戦でクリスチャン・スペトゥクと対戦する谷山俊樹だ。
――谷山選手は今年に入ってK-1参戦をアピールしてきましたが、正式にK-1参戦が決まってどんな心境ですか?

「今年の2月にキックボクシングの世界タイトルを獲って、これから何を目指そうかと考えていた時に、更なる高みを目指すならK-1しかないと思っていました。なのでK-1参戦が決まって嬉しかったです」

――谷山選手にとってもK-1はそれだけ価値・魅力のある舞台なんですね。

「そうですね。昔からK-1に出場することが夢で、それがきっかけで格闘技を始めた部分もあります。またK-1MAX時代から、同門の城戸(康裕)さんがK-1で活躍する姿を見ていたので、余計に刺激も受けていましたし、この世界で生きていくなら、K-1でチャンピオンを目標にしようと思っていました」

――谷山選手はK-1MAX時代のK-1にも参戦されていましたが、新生K-1にはどんな印象を持っていますか?

「今のK-1を見ていると熱気も凄いし、去年ぐらいから一気に盛り上がってきて、K-1MAX時代よりもさらに盛り上がっていると思います。僕はK-1が格闘技界を支えていると思うので、素直に世界ナンバーワンを決めるにはK-1じゃないとダメだなと思いました。それに加えて今のK-1は魔裟斗さんたちがいた頃のK-1よりも競技・選手のレベルが数段上がっていると思います」

――谷山選手が格闘技を始めたきっかけは何だったんですか?

「名前を見てもらっても分かる通り、僕の父親は谷山ジムの代表で生まれた時から空手着を着て父に空手を教えてもらっていました」

――それではもう格闘技をやることは宿命だったんですね。

「宿命ですね。本格的にキックボクシングを始めたのは中学を卒業してからで、キックボクシング自体を本気でやるつもりはなかったんですけど、大学に入って一年生で学生チャンピオンになったんです。そこで『これは面白い!』と思って、どこまで出来るかやってみようと思って、気づいたらこうなっていました」

――まさに神様から「お前は格闘技をやれ!」と言われているようなキャリアですね。

「アマチュア時代は心臓をバクバクさせて、こんな緊張することは嫌だと思いながら試合をしていたんですよね。それでもここまで戦ってこれたというのは…神様に格闘技をやれと言われているのか、もしくは宿命だと思います」

――そして一回戦の対戦相手がルーマニアのクリスチャン・スペトゥクになりました。スペトゥクとは2年前に対戦オファーがあったそうですね。

「はい。その時は試合自体が流れてしまったのですが、その時に『この選手はものすごく強いな』と思っていました。そして今回、K-1から今回の対戦相手の写真が送られてきて、それを見ただけで『2年前のアイツだ!』と思いましたね」

――2年前の時点でスペトゥク選手が強いという認識があったんですか?

「はい。素直に『強い!』と思いました。僕はルーマニア人と3試合連続で戦うことになるんですけど、やっぱりヨーロッパ系の選手はパンチ力が凄いし、そこは余計に警戒しています。ただスペトゥクの試合映像を見てもアグレッシブでK-1らしいスタイルでガンガン来るので、そこは逆によかったです。変に上手くやる選手とやって『谷山俊樹の試合つまんねぇな』と思われるのは嫌だし、ガンガン来てくれる相手の方が面白い試合が出来るので自分は嬉しいです。スぺトゥクと最高の打ち合いが出来るのが楽しみですね」

――K-1には色んなファイターがいますが、谷山選手は自分のどこをアピールしたいと思っていますか?

「蹴りのしなやかさとキック力ですね。谷山ジムの選手の蹴りは他のジムの選手よりも数段上だと思います。もちろん今のK-1は蹴りだけでは勝てないと思っているので、ボクシングジムにも通ってパンチを強化していますし、スタミナ強化もみっちりやっています。最近はヨガも始めて、ヨガの呼吸法がハマッてきているので、試合が楽しみです」

――今の自分ならK-1のトーナメントで優勝できる手応えや自信はありますか?

「今が完全にピークだと思うし、逆に今やらなかったら、獲れるチャンスはないと思っています。もちろんこれから自分がどうなるか分からないし、さらに上にいけると思っているんですけど、現時点で身体的にも今が1番強いと思っているので、今しか獲れない、そして今獲るしかないと思いますね」

――K-1で活躍することで格闘技人生が変わる選手はたくさんいます。谷山選手は今回のトーナメントをどんなものにしたいですか?

「K-1ジムの所属ではない、外国人選手ではない僕がK-1チャンピオンになることが一番盛り上がると思います。僕がK-1に新しい風を吹かせます!」

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