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[ニュース]2017.1.12
「K-1 WORLD GP」2.25代々木 野杁正明、怪物が進化を遂げて帰ってきた!「KOが続いて自信に繋がっている。用意された相手を倒してゲーオの前に立つ」
    
 2017年2月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」。スーパーファイト出場選手インタビュー第4弾はユネス・スマイリと対戦する野杁正明だ。
――11月のフランス遠征では強豪エディ・ネイト・スリマニにKO勝利し、海外でのタイトル奪取に成功しました。野杁選手にとってはどんな海外遠征でしたか?

「結果的には世界と名のつくベルトも獲れて、ヨーロッパで名前も売ることができました。人間としても選手としても、しっかりレベルアップできた遠征だったかなと思いますね」

――対戦相手のスリマニは30戦29勝(15KO)1敗という戦績を誇り、ヨーロッパでは“ゴールデンボーイ”とも呼ばれ、格闘技ファンの間でも『K-1に呼んでほしい』という声もあがっていた強豪でした。その相手をアウェーでKOできたことについてはいかがですか?

「相手のホームのしっかりKOが出来て、僕の強さをフランスの現地の人たちに見せつけられたことは、すごく自信になりました。最後はボディへのヒザ蹴りでKOしたのですが、試合前からヒザ蹴りで倒そうと思っていたし、ちょっと相手を見すぎてしまって3Rまでいってしまいましたが、アウェーでも落ち着いて戦うことが出来たかなと思います」

――8月のKrush名古屋大会は三日月蹴りで一撃KO、11月のフランス遠征ではボディへのヒザ蹴りでKOと、いい形でのKO勝利が続いています。そこで掴んだ手応えはありますか?

「今まではあまり考えずにとりあえず目の前の戦っていたところもあって、自分自身、突き抜けられない壁を感じていたんですね。でもどうやれば倒せるかを試合中に考えながら戦えるようになって、しっかりKOで倒せていることで自信にも繋がっています。自分の攻撃が当たれば倒せることを改めて試合で分かったので、そういったところも自信になっていますね」

――そして今回は短いスパンで試合が決まりました。フランスの試合が終わって、すぐに試合をしたいと思っていたのですか?

「はい。できれば年内にもう1試合戦いたかったくらいですし、年明けすぐにでも試合がしたかったです(笑)。そう思っていたタイミングでK-1の2月大会のオファーをいただいたので、すぐにOKしました」

――今回の対戦相手もヨーロッパのユネス・スマイリになりました。試合の映像を1試合だけ見たとのことでしたが、そこまで印象には残らなかったですか?

「そうですね。若くてヨーロッパの選手なのでガツガツ来る…そのくらいのイメージで、そこまで印象には残っていないです」

――野杁選手の目標はゲーオの持つK-1スーパー・ライト級のベルトだと思います。その目標に向けても、ここはしっかりいい勝ち方をして、タイトル挑戦に繋げたいですか?

「言い方は悪いですけど、この程度の選手に負けているようでは、ゲーオ選手と試合が組まれることはないと思います。『次にゲーオに挑戦するのは野杁しかいない』と皆さんに思ってもらえるように、ここはしっかりKOで勝たなきゃいけないと思います」

――「野杁だったらゲーオに勝てるんじゃないか?」という期待感を持ってもらえる試合を続けることが今のテーマですね。

「僕が言うのは勝手なんですけど、組んでもらえるかどうかは主催者の方次第です。なのでタイトルマッチを組んでもらえるように、僕は用意された相手をしっかり倒して、ゲーオ選手の前に立つだけですね」

――K-1の試合は約半年ぶりになりますが、K-1ファンの前でどんな試合を見せたいですか?

「世界のベルトを持って初の試合だし、2017年の最初の試合です。すべての面で進化した僕の姿を見せつけたいと思います」

――2017年はどんな一年にしたいですか?

「実は僕は奇数の年が結構強くて、K-1甲子園で優勝した時も(2009年)、Krush YOUTH GPで優勝した時も(2011年)、Krush-67kg王者になった時も(2013年)、全部、奇数の年なんですよ。だから2017年の僕は強いんじゃないのかなと思うし、K-1のベルトも獲れるんじゃないかなと思います」

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