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[ニュース]2017.1.10
「Krush.72」1.15(日)後楽園大会 山本優弥が-70kgタイトルマッチを徹底解説!「挑戦者の廣野選手がどうやって王者ピケオーと競って追いつめていくのかがポイントです」
    
 1月15日(日)東京・後楽園ホール「Krush.72」のダブルメインイベントで行われるKrush-70kgタイトルマッチ 王者ジョーダン・ピケオーVS挑戦者・廣野祐。山本優弥がこの一戦の見所を語る!
廣野選手は急所を外して攻撃を受け止める
実は現役時代に廣野選手を参考にしていた


 ピケオーに対して前に出ていける日本人選手は少ないと思うんですけど、廣野選手は前に出ていくと思います。ピケオー相手に前に出ていけば勝つ可能性があるという中、前に出られるのか、下がらせられるのか。まずはそこが一つのポイントになるでしょうね。

 ただピケオーも廣野選手が前に出てくることを想定していると思うので、それに対する策も練っているはず。そうなった時に廣野選手がどう戦えるか?も重要になってきます。

 廣野選手は相手の攻撃をかわすのではなくて、急所を外して相手の攻撃を受け止めるタイプなんですね。対戦相手としては攻撃が当たるから、どんどん攻撃を出しちゃうんですけど、なかなか効かせられないし、逆に廣野選手の攻撃をちょこちょこもらってしまう。

 気が付いたら廣野選手のペースになって、最終的に廣野選手が勝っているというパターンです。僕はあの戦い方はやりづらいと思うし、実は現役時代に廣野選手の戦い方を参考にしていた時期がありました。
ただしピケオーの攻撃をもらい続けると効く
逆に外国人には腹や足が効かない選手がいる


 日本人相手にはそれで結果を出してきた廣野選手ですが、ピケオーには外国人ならではの攻撃力がある。いくら急所を外しても、攻撃をもらい続けると効いてきてしまいます。

 またピケオーの試合をすべて見たわけではないですが、外国人には腹や足が効かない選手がいるんですよね。もしピケオーがそういうタイプなら廣野選手が3Rでボディ・ローを効かせるのは難しいでしょうね。

 ピケオーはマラット・グレゴリアンにKO負けしていますが、廣野選手はグレゴリアンのような試合をするタイプではないので、廣野選手がどうやってピケオーと競って追いつめていくのかがポイントです。

 過去の試合を見る限りピケオーが削られて負ける姿が想像できないのですが……そこで廣野選手が削っていてペースを掴むところを見たいですね。

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