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[ニュース]2015.10.28
11・14「Krush.60」渡部太基、公開練習で威力を増した蹴り技を連発!「インパクトある倒し方で牧平を驚かせる」
    
 10月28日(水)東京・三ノ輪にあるGolden Globeにて、11月14日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.60」の[Krush -67kg次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R]で塚越仁志と対戦する渡部太基が公開練習を行った。
 3・14「Krush.52」で第3代-67kg王者・牧平圭太の持つベルトに挑んだもののドローに終わり、ベルトに手が届かなかった渡部。その後、7月にK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメント出場を挟み、今大会では牧平への挑戦権をかけて塚越と対戦することになった。

 公開練習として渡部は1分30秒×2Rのミット打ちを公開。1R目はパンチ、2R目はキック主体の内容で、「いつも通り疲れていますけど、動けているんでコンディションはいいです」という言葉通り、重厚なパンチ・蹴りを繰り出していった。
 塚越との一戦に向けて「最近はパンチにこだわりすぎていたんで、色んな引き出しを用意して、色んな技で倒せるようにしています」という渡部。この日のミット打ちでも蹴りの威力が増した印象があり「すごく蹴りの威力が上がっていますね。しっくり来るし、どっち(ミドル・ハイ)でも一発で倒せると思います」と手応えを感じている。

 -70kgに階級を上げてK-1に参戦したことも攻撃力が上がった要因の一つで、渡部は「あの時はウエイトトレーニングも取り入れたし、-67kgだったらすごくパワーが出ると思います」。さらに「-70kgの外国人選手を経験して、-67kgの日本人選手とは当たりの強さが全然違うと思う。そういう意味で-70kgで世界レベルを味わえてよかった」と、佐藤嘉洋やサニー・ダルベックをKOしている強打者ジョーダン・ピケオーと対峙した経験も大きい。

 対戦相手の塚越について話を聞かれると、渡部は「噛み合うと思います。塚越選手もガンガン来るんで普通に楽しみですね。思いっきり殴り合いが出来ると思います」と激闘を予想。「パワーもあるし、一発で倒している試合もある」と塚越の圧力・攻撃力に警戒する一方「自分は誰とやっても圧力をかける意識を持っているし、次も最初からがっつり圧力をかけていく。塚越選手のような前に出てくる相手を下がらせたい」と真っ向勝負でねじ伏せると宣言した。
 この試合をクリアすれば、来年1月のKrush後楽園大会で王者・牧平とベルトをかけて再戦することになる。渡部はタイトル獲得だけでなく、牧平との決着戦にも闘志を燃やしている。

「つい最近、牧平選手と会う機会があって、その時にお互い『1月にタイトルマッチやりましょう』という話をしました。前回ドローだったんで、どっちが勝ったかみんなも分からないだろうし、向こうも俺も勝ったと思っていると思う。だったら白黒はっきりつけないと。Krushのタイトルマッチは10月からドローなしのマスト判定になったんで、どっちが勝つか分かりやすくなると思います」

 タイトルマッチでの激闘はもちろん、Krushでは衝撃的なKO勝利を連発している渡部。「僕はKOしか狙ってないし、KO出来なかったら意味がない。タイトルマッチのためにも次は絶対に落とせないし、思いっきり倒したいですね。インパクトある倒し方で(牧平を)驚かせないとダメです」と結果だけでなく勝ち方にもこだわって、牧平とのタイトルマッチに弾みをつけるつもりだ。
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