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[ニュース]2017.1.16
-70kg王者ジョーダン・ピケオーが廣野祐との防衛戦を振り返る!「廣野は賢い戦い方をしたと思うし、本当にやりにくい相手だった」
    
 1月16日(月)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて「Krush.72」の一夜明け会見が行われ、2度目の防衛に成功した-70kg王者ジョーダン・ピケオーが試合後の心境と今後の目標を語った。
 ダブルメインイベント第1試合で難敵・廣野祐を判定2‐0で振り切り、2度目の防衛に成功した-70kg王者ジョーダン・ピケオー。

 会見では試合中に股関節を痛めていたことを明かし「正直な気持ちを言うと、今は少しがっかりしている。試合前にみんなに約束したKOを見せることができなかったからね」と悔しさをにじませる。

 続く質疑応答でもピケオーは廣野を「やりにくかった相手」と評し、手を焼く相手だったことを認めた。

「廣野は前に出てくる選手だったけど、自分のイメージと違ってひたすら距離を潰してくる相手でやりにくかったよ。相手が距離を詰めてくればKOするチャンスも増えるんだけど、廣野はこちらが攻撃を出しにくい賢い戦い方をしていたと思う。

 特に何か攻撃が強いわけではないんだけど、正直、今まで戦ってきた日本人の中で一番ストレスがたまる試合だったよ。昨日はKOできなかったけど、もし次、廣野と戦う機会があれば次はKOしたいね」

 昨夜はダブルメインイベント第2試合で同門のメロニー・ヘウヘスが女子王座を獲得。「試合後にホテルの部屋で騒ぎすぎちゃって、追い出されちゃったよ(笑)」というエピソードを明かしつつ「またメロニーと一緒に日本に来て、メロニーと一緒にKrushのベルトを守っていきたいね」と2人で防衛記録を作っていくと語った。

 ピケオーは中島弘貴の持つKrush-70kg王座に挑戦した試合を含め、タイトルマッチで3連勝中。Krush王座防衛と同時に「K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントにも出場したい」とK-1王座奪取の野望を口にしている。

 会見に同席した宮田充Krushプロデューサーは「年内に第2代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントが行われると思いますし、メンバー先行はこれからになりますが、ピケオー選手はKrush王者として2度の防衛にも成功しているので資格十分だと思います」とピケオーのK-1参戦を後押しした。

 会見の最後にピケオーはMike's Gymのマイク会長、そして日本のファンに感謝の言葉を述べた。

「俺はいつもKrushのベルトのことを考えている。初めて日本に来た時は、こうして笑って日本に戻って来れるなんて想像もしていなかった。いつもトレーニングしてくれるマイク会長ありがとう。

 俺の日本でのスタートは佐藤嘉洋に勝った試合だった。あれからK-1のトーナメントに出て、誰も俺が決勝まで行くとは思っていなかったはずだ。あの時は決勝で負けたけれど、今俺はKrushのチャンピオンとしてここにいる。これからもみんなが期待しているような試合を見せるから、引き続き応援をよろしく!」

 Krush王者として日本でも確固たる地位を築きつつあるピケオー。2017年も日本のリングで大暴れしてくれるに違いない。

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