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[ニュース]2016.2.3
2・5「Krush.63」サイボーグ・ワラス、公開練習で回転技にカポエイラ技まで披露!「俺はつまらない試合は一切しない。必ず面白い試合を見せる」
    
 2月3日(水)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、2月5日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.63」のスーパーファイト[Krush -60kg Fight /3分3R・延長1R]で初代K-1 WORLD GP-60kg王者・卜部功也と対戦するフランスのサイボーグ・ワラスが公開練習を行った。
 Krush初参戦で初代K-1-60kg王者・功也と対戦するワラス。公開練習ではバックブローやバックスピンキックを見せ、マットに手をついて蹴るハイキック=カポエイラキックまで繰り出し、周囲を驚かせた。

「来日は初めてだけどコンディションもいいし、日本に来れたことをうれしく思っているよ。今までタイで試合をしたことはあったけど、日本で試合をすることがなかったから、周りのみんなもびっくりしていたよ」と日本でのファイトを待ち遠しそうに語るワラス。公開練習で見せた回転技は得意技の一つで「直近の試合ではバックヒジで対戦相手を立ったまま失神させた」(ワラス)まさに一撃必殺の武器だ。

 WFCヨーロッパ・ライト級王者という肩書を持つワラスは、これまでボクシング、ムエタイ、散打、フルコンタクト、K-1など、様々な格闘技にチャレンジしてきた経歴を持っている。そのトリッキーな技は多彩なバックボーンから来るものかと思いきや「俺はトリッキーな動きが好きで、ただそれをやっているだけさ。俺は俺のファイトスタイルを持ってるんだよ」とニヤリ。

 格闘技の試合を見て参考にするのはもちろん「ブルース・リーやカンフー映画を見てインスピレーションを得るんだ。それで気に入った動きがあったら、それを実際にやってみるんだよ」という独創的なエピソードまで飛び出した。
 対戦相手の功也についてワラスは「コウヤがテクニシャンだということは知っている」とする一方「俺には俺のスタイルがあって、リングに上がってその時に感じたスタイルで戦うんだ」と自分の戦い方を貫く構え。功也の“アンタッチャブル(触ることが出来ない)というニックネームについて聞かれると「そういうことを言うやつは今までもいた。じゃあ本当に触らせないかどうか? 試合で見てみたいもんだね」と俺には通用しないと言わんばかりに続けた。

 インタビューの随所に勝利への自信を感じさせるワラスだったが、元K-1王者と戦うということについては「自分のキャリアにおいて重要な試合になる」と位置付けている。

「コウヤは元K-1のチャンピオンで、本当に強い相手とやるのは光栄だ。俺はこういう相手とやるために格闘技をやってきたし、別に相手は誰でもいいと思って戦ってきてはいない。この試合は自分のキャリアにおいてとても重要な試合になるだろうね。ここで勝ってまた日本に戻ってくるチャンスがあれば、それは光栄なことだ。そのためにも日本のファンに気に入っていただける素晴らしい試合をしたいと思う」
 終始リラックスムードで言葉を続けたワラスは「俺はつまらない試合は一切しないし、相手の選手もリスペクトしてリングに上がるから、俺のファイトスタイルをすべて見て欲しい。日本のファンにサイボーグ・ワラスという強い選手がいることが分かって欲しい。必ず面白い試合をするよ」とファンにメッセージ。インタビュー後の写真撮影ではコミカルなポーズを取りまくるなど、終始リラックスムードのまま会見が終わった。

 何か波乱を起こす雰囲気を全身から漂わせていたワラス。果たして2日後のリングではどんな戦いを見せてくれるのか?
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