――トーナメントの一回戦では、ベテランで変則スタイルの稲石竜弥選手に判定勝利しました。稲石選手のようなやりにくい相手に勝てたことをどう捉えていますか？

「自分でも試合を見直したんですけど、改めて自分が戦い難そうだなと思いました（苦笑）。課題も一杯あったんですけど、そこで勝てたことに関しては自信にも繋がりました」

――TRY HARD GYMのメンバーやトレーナーのノッパデッソーンさんからはどんなことを言われましたか？

「あの試合を見て、みんな言うことは一緒だと思うんですけど『もっと攻めろ！』と言われましたね。ノップさんやHIROYAさんたちから『しっかりディフェンスしてかわしている所はかわしているんだから、もっと次の攻撃に移せ！』とすごく言われました（苦笑）」

――これでプロデビューから続く連勝記録は5になりました。試合を重ねるごとに自信もついてきていますか？

「自分の中で自分が負けるイメージもないし、このまま勝っていったら連勝記録も続くので、絶対に負けたくないです」

――トーナメントの準々決勝の対戦相手が山本真弘選手に決まりました。オファーを受けた時はどんな心境でしたか？

「『あ〜、そうかぁ』って感じでしたね。特にどう思ったというのはないんですけど、またベテランの選手と戦うことになったんだなと思いました」

――真弘選手の試合はいつ頃から見ていて、どんな印象を持っていますか？

「かなり前から真弘選手の試合を見ていたので、まさかそういう相手と自分が戦うとは思っていなかったです。印象的にはずっと上手い選手だなと思っていますけど、戦うからには絶対に勝ちます」

――現時点で真弘選手に勝つイメージや倒すイメージは出来ていますか？

「そうですね。必殺技もちゃんと考えて練習しているので、その必殺技で倒せるように8割くらいイメージは出来ています。これから残りも2割もしっかりイメージ出来るように準備します」

――トーナメントを勝ち進めば、Krushのベルトに一歩一歩近づいていくわけですが、Krushのベルトにはどんな想いがありますか？

「Krushのベルトに対しての想いは変わらないですね。Krushは僕がずっと見てきた格闘技のイベントで、Krushしか見ていないってぐらい、Krushばかり見てきました。だからKrushのベルトは絶対に欲しいと思っていたし、Krushのベルトに対しての想いは本当に強いですね」

――1回戦で戦った稲石選手や準々決勝で戦う真弘選手のようにキャリアのある選手に勝っていって、最後はKrushのベルトを巻いていたいですか？

「はい。このトーナメントで昔から見ている選手たちを倒して、自分が新しい時代を作っていきたいです」

――ずばり準決勝ではどんな試合をしたいですか？

「とにかく倒す試合をしたいです。会場をもっと沸かせるような試合をして、お客さんも自分も満足いく試合を見せたいです」