すでに今大会への出場が発表されていた第3代Krush-67kg王者・牧平圭太の対戦相手がK-1ジムEBISU小比類巻道場のKENJIに決まった。KENJIは「Krush.72」1.15後楽園大会で平山迅に勝利し、今回のチャンスを掴んだ。

　会見ではKENJIが「Krush2戦目で牧平選手と戦えること感謝しています。自分が格闘技人生を終える上で、絶対に戦いたい相手がいて、その1人が牧平選手でした。今回はめちゃくちゃ燃えています。3月は牧平選手をめちゃくちゃにして、ぶっ倒してやるので、期待していてください」と挨拶。

　一方、昨年は3連敗という結果に終わっている牧平は「今の自分は立場的にも、とやかく言える立場じゃないので一言だけ。とにかく倒します」と短い言葉で意気込みを語った。

　続く質疑応答でもKENJIは「自分は3年ほど格闘技から離れていて、半年前に復帰しました。格闘技から離れている間にテレビで牧平選手を見ていて『いつか戦ってみたいな』と思っていました。元々-67kgで戦っていたのに、K-1では-70kgで世界の強豪と持ち前の技術やフィジカルを中心に戦っていて、そういう強さがある相手に自分がどれだけ戦えるのかな、と。だからKrushさんに声をかけてもらって、2戦目で試合（牧平戦）を組んでいただけたのがすごくうれしいです」と牧平戦への想いを熱弁。

　平山戦を「激闘派の平山選手と打ち合えたことが自信になりました」と振り返り「牧平選手をめちゃくちゃにして、殴り倒すことしか考えていないので、ご期待いただければと思います」とファンにメッセージを送った。

　対する牧平はKENJIの言葉に対して「戦いたいと言われたのは嬉しい」としつつ「KENJI選手は一発がある選手なので、一発をもらわんように、せんといけんと思っています。ただどんなことがあっても勝たなきゃいけない試合です」と断言。「3月3日に出場する選手の中で、誰よりも勝ちたい気持ちが大きい。今の自分は勝つことに飢えているので、そういう姿を見せたい」と勝利への渇望を口にした。

　元王者の牧平が勝利を掴み取るか？　それともKENJIが宣言通りに牧平を破壊するか？