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[ニュース]2017.1.28
「K-1 WORLD GP」2.25(土)代々木 勝利に飢えた平本蓮が己を貫いてベルトを獲りに行く!「僕は1対7で全員倒すつもり。どんなピンチになっても勝ちます」
    
 1月28日(土)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、2月25日(土)東京・2月25日(土)国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」のトーナメント一回戦でブリース・デルバールと対戦する平本蓮が公開練習を行った。
 昨年6月の「Krush.66」以来、約8カ月ぶりの試合となる平本。プロデビュー後、ここまで試合間隔が空いたのは初めてのことで「試合のための練習ではなくくて強くなるための練習ができた」という。

「この8カ月間、一度自分をリセットして、自分のダメなところを研究しました。もし自分が自分と戦うとしたら、ここを狙うだろうなという弱点を研究しましたね。

 また色んな技術を学んだり、調整方法を試したり、8カ月という長い期間があったので、ちょうどいい準備期間だったと思います。

 僕はデビューしてから定期的に試合が続いて、試合のための練習になっていて、強くなるための練習が少なかったと思います。でも試合が8カ月ぶりということで、強くなる練習ができました」

 技術的に伸びた部分は距離の取り方や空間の把握だ。

「僕はムエタイから格闘技を始めたので、またムエタイを練習したり、ずっとやっているボクシングにも力を入れました。それで距離の取り方や空間の把握など相対的なものを学ぶことができました」

 公開練習ではシャドーボクシングと蹴り中心のミット打ちを2分1Rずつ公開。梶原龍児代表とのミット打ちでは構えをオーソドックス(右構え)とサウスポー(構え)にスイッチしながらワンツー、ミドル、ヒザ蹴りを一つ一つ繰り出した。

 初代ライト級王座決定トーナメントは優勝するまでに1日3試合を戦う過酷なワンデートーナメント。試合まで1カ月を切り、疲労もたまってくる時期で、平本は「戦術・技術は完璧です。減量も順調だし、あとはスタミナを切らさないように調整していきます」と話す。

 一回戦では同じ10代のフランスの新鋭ブリース・デルバールと対戦することになるが「攻撃の威力はあるけど、モーションが大きくてスピードがない。油断せずに自分の攻撃を当てて少しずつ当てていきます」とすでに攻略法は見えている。

 準決勝は卜部功也×ゴンナパー・ウィラサクレックの勝者と対戦することになり、平本は功也の勝ち上がりを予想しつつ「ゴンナパーは蹴りが強いけど、僕にとってはやりやすいタイプ。誰が来てもいいですね」。

 あらゆる選手との対戦を想定し「今回は自分がどうするかよりも、相手がどんな攻撃をやっているくか想定しています。相手の攻撃を裏の裏をかいて研究しています」とシミュレーションは万全だ。

 そして平本がワンデートーナメントを勝ち抜くために必要なものとして挙げたのが精神面だ。

「準決勝・決勝に勝ち上がっている選手も強いと思いますし、一回戦の相手も強いと思います。しっかり一回戦をクリアすることが重要だと思います。

 そして一番大事なのは気持ちの持って行き方。一回戦から決勝までずっと戦闘モードで居れれば、準決勝・決勝が厳しい状況でもいけると思っています」

 昨年の第4代Krush-63kg王座決定トーナメントで平本は決勝戦で敗れ、目の前でベルトを逃す悔しさを味わった。だからこそ今回は勝利・結果にこだわってリングに立つ。

「Krushの王座決定トーナメントの決勝で負けて、学べることがあったし、自分を知ることができました。あそこで僕は負け方を知ったので、あの時のことを思い出して次は負けないようにすればいい。色々と知ることができたから、これからは迷いなく戦いたいと思います。

(今回は勝ちにこだわりたい?)はい。今回は絶対に優勝したいという気持ちがあります。この前のスカイツリーイベントで、トーナメントの出場選手たちと一緒に意気込みを語ったんですけど、他の選手たちが慣れ合っているところを見てムカつくなって思いました。

 関係ないかもしれないけど、僕は1対7で全員倒すつもりです。どんな状況でピンチになっても勝てる自信もあるんで迷いなく戦います」

 結果にこだわるからと言って、それでつまらない試合になるわけではない。

「今までは面白い試合をしようと思ってやっていたけど、今の僕だったらそういう意識がなくても自然にやって倒せる」と自信をみなぎらせる平本は「僕が自然に戦えば自然に試合も盛り上がると思うので、自分のスタイルを貫きます」と自分を貫くつもりだ。

 最後に平本は「前回の試合で負けたあと、色んな人たちに『まだ18歳だから』と慰めてもらったんですが、僕は自分の全盛期が今だと思っています。だからこのトーナメントに全力を注ぎます」と宣言。

 悔しさを経験して一回りも二回りも成長した新生K-1の申し子がK-1のベルトへ向けて突っ走る!

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