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[ニュース]2017.2.6
「K-1 WORLD GP」2.25(土)代々木 松倉信太郎、日菜太戦は互いの正義をかけた大喧嘩!「俺たちがやってきたことを都合よく解釈されるのは嫌。意地でも負けたくない」
    
 2月6日(月)神奈川・古淵のTRY HARD GYMにて、2月25日(土)国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」のスーパー・ファイトで日菜太と対戦する松倉信太郎が公開練習を行った。
 今大会でK-1への電撃参戦を果たす日菜太の対戦相手を務めることになった松倉。対戦カード発表会見では「俺の正義と日菜太選手の正義。勝った方が正しい。刺し違えてでも勝つ」とこれまでにない覚悟を口にしていたが、この日の公開練習でもそれは変わらなかった。

 公開練習として2分1Rのミット打ちを終えた松倉は「コンディションは試合前いつも通りですね。特に変わったことはないです」。スカイツリーイベントで日菜太と顔を合わせた時の心境(※)を聞かれると「素直にムカつくし、不快です」と現在の心境をぶちまけた。

(※スカイツリーイベントで日菜太が「松倉選手が僕に勝つには3年早いという試合をしたい。もっと噛みついて来いぐらいの気持ちで受けて立つ」と言えば松倉も「新生K-1の実績では自分の方が上。逆にかかってこいって感じです」と対抗)

「もともと(日菜太が)うるさいのは知っていたし(苦笑)、K-1ファイターは他の団体の選手から色々言われても大人な対応をして反応しないで来てますけど、いざ自分が相手になると、そこまで大人じゃないんで素直にムカつくし、気持ち良くはないですね。余裕そうな感じも不快です。

 日菜太選手と同じように大和哲也選手がK-1に来ることになって、記者会見の映像も見たんですけど、K-1に出る選手はK-1へのリスペクトや対戦相手へのリスペクトを持って出てくるんだなと思いました。

 でも日菜太選手は、以前にK-1のスカイツリーイベントがあった時にイベントの人数発表の記事に対して『そんなに集まらないでしょ?』って言っていたのに、いざ自分がイベントに出る側になったら『ただいま』って言ってみたり。そうやって俺たちがやってきたことを都合よく解釈されるのは嫌ですね。

 K-1に強い選手が来て、それでイベントが盛り上がるのは俺も歓迎だし、K-1にとってそれは大きなプラスです。でも俺と日菜太選手は考え方が違うし、好きじゃないってことです」

 さらに松倉は「俺は日菜太選手を見ていて一貫性がないと思う」と続け、日菜太と自分が相容れないファイターであることを強調した。

「俺も立派な人間じゃないし、たくさんの人たちに迷惑をかけてきたけど、俺は日菜太選手を見ていて一貫性がないと思う。俺は日菜太選手がK-1参戦前にK-1を悪く言っていた時のことを忘れてないし、突っ張るなら突っ張って欲しい。よく日菜太選手は格闘家のお金のことを言うけど、それを言うこと自体に夢がないし、K-1の選手はそういうものじゃないんですよ。

 もちろん俺は自分がすべて正しいとは思ってないです。日菜太選手は日菜太選手でK-1のスターやエースになるためにやっていると思うけど、俺はああいう選手がK-1のスターにはなっちゃいけないと思っているし、俺の中ではかっこよくない。

 俺は自分がスターやエースにならなくてもいいけど、ああいう選手をK-1のスターやエースにしちゃいけないと思っているから、ここで仕事しないといけないと思います」

 これまで様々な強敵たちと鎬を削ってきた松倉だが、この一戦にかける想いはこれまでにないものがある。

「今まで自分は大きな試合が何度もありました。佐藤(嘉洋)さんと決まった時とか。でもそういうチャンスを何回も逃してきました。そして今自分も25歳になって、こういうチャンスが巡ってきて、他所から来た選手の相手を任せられて、会う人会う人に『頑張れ!』と言われるようになりました。

 今回は自分だけじゃない、色々な人の想いを背負っていることが分かります。外でやってきた人間にK-1でいいようにはさせたくないし、いつも気持ちは入っていますけど、今回は意地でも負けちゃいけないと思います」

 終始、神妙な面持ちで言葉を続けた松倉は会見の最後も「今回は必ず結果で示したいと思っているので、応援していただけたら嬉しいです。しっかり結果で答えます」と一言だけ。様々な想いと覚悟を背負って日菜太との一戦に臨むことになる。

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