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[ニュース]2017.2.7
「K-1 WORLD GP」2.25(土)代々木 上原誠、世界と戦う身体でヘビー級王座決定トーナメントを実現させる!「今の僕はどんな攻撃でも効かせられる。マヌーフ推薦選手を2RでKOします」
    
 2月7日(火)東京・ときわ台の士魂村上塾にて、2月25日(土)国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」のスーパー・ファイトでイブラヒム・エル・ボウニと対戦する上原誠が公開練習を行った。
 昨年3月の新生K-1初参戦以降、日本人相手に3連勝を収めて、名実ともに日本ヘビー級No.1の座に就いた上原。

 今大会では熱望してきた海外の強豪との対戦が実現し「いい感じに仕上がっていますね。試合まで3週間切っちゃったんで、あとはしっかり準備して試合に臨みたいと思います」と調整を続けている。

 VS外国人選手を見据えて上原は昨年から、オリンピックアスリートやプロ野球選手なども訪れる「ドームアスリートハウス」でのトレーニングを開始。「今まで刺激できなかった部位を鍛えている」という。

「言葉で説明するのは難しいのですが、格闘技をやっていると自分が攻撃しやすい位置というのがあるんですね。

 僕はどんな状況・態勢からでも、姿勢が悪い状態でも強い攻撃を出せるようなトレーニングをしています。今まで自分がやってきたトレーニングでは鍛えられなかった・刺激できなかった部位を鍛えているというイメージです。

 例えばトレーニングの一つとして100kgのタイヤを持ち上げて転がすんですけど、同じ100kgでも持ちやすいダンベルを使うのと、でかくて持つところがないタイヤを持ち上げるのでは全然違います。

 このトレーニングを始めてから、まだまだ自分には鍛えられるところがあると気づけたし、それがあるからこそ自分を成長させることができます。

 同じトレーニングをずっと続けていると数字にした時に限界が見えてきますが、今は伸ばしていないところを伸ばしています。トレーニングそのものは継続してやってきたのですが、ようやくその成果が出てきました」

 スパーリングでも手ごたえを感じているか?という質問に上原は「相当あります」と即答。「試合とスパーリングは違う部分はありますが、かなりいい方向に出ていますね。今は倒せる・効かせられる攻撃が増えてきて、顔面はもちろんどんな場所への攻撃も効かせることができると思います」と自信たっぷり。

v事実、公開練習として行った2分1Rのミット打ちでは、村上塾長の持つミットにヘビー級とは思えないスピードで多彩なパンチを叩き込んでみせた。

 対戦相手のボウニはメルビン・マヌーフの推薦でK-1に送り込まれてきたオランダの新鋭で192pの長身を誇るヘビー級ファイター。

「僕はヘビー級では小柄なので、みんな僕よりでかいやつばかり。ハンデですよ」と苦笑いの上原だったが「でもヘビー級でやる以上、自分とでかいやつとやるしかないし、それがヘビー級の戦いです」。

 実際にボウニと対峙するまでボウニのサイズ感が分からない部分もあるが「試合映像を3回くらい見て、こういう風に戦えば嫌がるなっていうのが分かりました。そして実際に嫌がった時に相手がどう作戦を変えるか。マヌーフがどんな指示を出すのかも想像しながらやりたいです」とボウニ攻略のイメージは出来ている。

 そして今年、上原が掲げる目標はヘビー級での初代王座決定トーナメントの開催だ。その意味でも今回のボウニ戦はトーナメントへの試金石になる一戦で「今、僕は相手を倒したあとに何をしゃべるか? 勝ったあとのことを考えています。リング上で言うセリフも考えていますよ」と堂々と言ってのける。

 最後に上原「必ずKOで勝ちます。2Rくらいで倒したいと思うので注目していください」とファンにメッセージ。宣言通りのKO劇で初代ヘビー級王座決定トーナメント開催につなげることができるか?
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