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[ニュース]2017.2.11
「K-1 WORLD GP」2.25(土)代々木 卜部功也、初代ライト級王座決定トーナメントは“気合い”で勝ち抜く!「一回戦で対戦するゴンナパーは過去最大の強敵。戦略は2〜3つに絞っています」
    
 2月11日(土)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、2月25日(土)国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」一回戦でゴンナパー・ウィラサクレックと対戦する卜部功也が公開練習を行った。
 功也は2015年1月に初代スーパー・フェザー級王者となり、昨年9月には世界最強決定トーナメントも制覇。今年からライト級に階級を上げることを発表し、2階級制覇をかけて初代ライト級王座決定トーナメントにエントリーした。

 スーパー・フェザー級時代は厳しい減量に悩まされていたが「階級を上げたことでしっかり食事を取りながらトレーニングができています。疲労も少なくなったし、階級を上げたことがプラスになっている。試合まで残り2週間。疲労もたまってきていますが、いい練習が出ていきます」とコンディションは上がっており、公開練習のミット内では鋭いワンツー・左ストレートを突き刺していった。

 功也が一回戦で対戦するのは圧倒的な攻撃力で“ムエタイ大魔神”の異名を持つゴンナパー。この一戦を事実上の決勝戦と呼ぶ声も多く、功也にとっても最大の難関を迎えることになった。

 この強敵との一戦を前に功也は「毎日ゴンナパーの映像を見て弱点を探している」「タイ人とスパーリングしてタイ人独特のテクニックやリズムを知った」など徹底的にゴンナパー攻略法を練り上げてきた。

「いい感じに対策はできているかなと思います。毎日ゴンナパーの映像を見て弱点を探しつつ、どうすれば自分が強くなるかを考えて練習しています。

(弱点は見つかった?)段々とイメージはできています。選択肢が多すぎると迷うこともあるので、戦略の部分でも選択肢は少ない方がいい。今、僕が考えている中で(戦略は)2〜3つに絞ってやっています。

(タイ人ともスパーリングした?)一回だけやりました。ムエタイを知るか知らないかで言ったら知った方がいいし、何も知らずにやるのは怖い部分がある。タイ人独特のテクニックやリズムを知るための情報用のスパーリングですね。回数は一度だけにして、その一度でどれだけ情報を吸収できるか? そこに集中してやりました。

 実際にタイ人は構え方や蹴るタイミング、呼吸、パンチのカウンターのボクシングと違ってムエタイ独特です。そういう部分を知れたことはプラスになっています。

 実際にやってみないことには分からないですが、僕はK-1ルールを利用して戦おうかなと思います。これはK-1ルールで、K-1ルールの最強を決めるトーナメントなので。僕はK-1ルールで戦って勝ちます」

 これまで何度もワンデートーナメントを経験している功也は準決勝で平本蓮、決勝で佐々木大蔵vsウェイ・ルイの勝者との対戦を予想。トーナメントをどう勝ち抜くかはイメージできているが、今回ばかりは“気合い”がポイントになると語った。

「前回(昨年9月)はできるだけダメージを減らして勝ち抜くことを意識していましたが、今回はそう上手くいかないと思います(苦笑)。ずばり今回は“気合い”ですね。気合いで1Rから倒しに行く。そうしないとあとで痛い目に遭うと思います。

 今回も最初から倒しに行かないとダメなトーナメントだと思います。でも精神的には落ち着いていて、いいイメージができているので、試合になったらいつでもすぐやれるスイッチは入っています」

 今回のトーナメントは功也にとって2階級制覇という大きなテーマがある戦いだ。さらに新生K-1として初となるさいたまスーパーアリーナ大会(2017年6月、9月、11月にコミュニティアリーナ。2018年3月21日にメインアリーナ)の開催も決まっており、K-1を代表する選手となった功也にかかる期待は大きい。

 しかし功也自身はあくまで自然体で「僕が浮かれることはないです」と話した。

「確かに2階級制覇は大きなテーマですが、僕にとってそれがゴールではありません。強いやつが一番上に立たないといけないし、このトーナメントを勝ち抜いて、そのあとに2階級制覇とベルトがついてくるものだと思います。僕の目標は最強になることなので、2階級制覇だけでなく、もっともっと上を目指したいです。

(さいたま進出について)たくさんのお客さんがいる前でやれることは本当にうれしいです。ただリングのサイズが変わるわけではないし、僕がやることは変わらない。お客さんに響く試合をするというのはどこの会場でも同じです。

 もちろんさいたまスーパーアリーナで大会が行われることはうれしいし、今まで以上に多くの人に試合を見てもらえることはうれしいです。でも僕はお客さんに響く試合をすることが大前提なので、そこで浮かれることはないです」

 あくまで自分の強さを追及するために戦い続ける功也は「今回のトーナメント、一回戦が過去最大の強敵だと思いますが、それを乗り越えて2階級制覇を達成します」とファンにメッセージ。功也が“最強”になるべく2階級制覇に挑む!
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