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[ニュース]2017.2.19
「Krush.75」4.2(日)後楽園 レオナ・ぺタスが朝久泰央に通告!「朝久選手に-60kgのトップの実力を味わわせる。このチャンスをものにして絶対にベルトを獲る」
    
 2月19日(日)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて「Krush.73」の一夜明け会見が行われ、4月2日(日)東京・後楽園ホール「Krush.75」の第5代Krush-60kg王座決定トーナメント準決勝に進出した4選手が意気込みを語った。
 昨日の大会では第5代Krush-60kg王座決定トーナメント準々決勝が行われ、安保璃紅、郷州征宜、朝久泰央、レオナ・ぺタスが準決勝進出を決めた。一夜明け会見には準決勝で対戦する郷州と安保、レオナと朝久がそれぞれ分かれて出席し、準々決勝を振り返るとともに準決勝・決勝への意気込みを語った。

 準々決勝・第3試合で佐野天馬との“10代対決”を制した朝久。「1・2Rは思ったように動けたんですけど、3Rに偶発的なバッティングがあって、相手がダブって見えるようになって思うような動きができませんでした。昨日の試合で課題も見つかって、また強くなれると思ったので次に向かって頑張りたいです」と試合を振り返る。

 前日会見では佐野のSNSでの発言を巡って感情的になる一幕もあったが「実際に拳を交えて、試合後に挨拶に行ったら、佐野選手も『すいません』という感じでした。僕は僕で『顔が腫れて確かにぶさいくになってしまいました』と言って笑い話になりました。これからは良きライバルとして高めあっていけたらいいなと思います」と試合後はノーサイドだったことを明かした。

 一方のレオナは準々決勝・第4試合で覇家斗と対戦。開幕戦で優勝候補の一角・島野浩太朗を下して勢いに乗る覇家斗を迎え撃つ図式だったが、持ち前の強打と抜群の距離感で翻弄して判定勝利を収めた。

 この日の会見では「昨日は気持ちが強い覇家斗選手に何とか勝つことができて安心しています。気持ちが強い選手に勝てて、このまま突っ走ろうと思いました」と安堵の表情を浮かべつつ「周りから『お前は相手の顔をボコボコにできるけど倒せないな』と言われて落ち込んでいます(苦笑)。覇家斗選手は気持ちが強くて戦っていて余裕がなかったし、出したいものの60%くらいしか出せていません」と準決勝での爆発に燃えている。

 レオナと朝久はそれぞれ対戦相手について「何度も会場で試合を見ているし、バランスが良くて速い。兄弟でいい選手だと思っている」(レオナ)、「中国でベルトを獲っている強い相手」(朝久)と口を揃える。その上でレオナは「僕は最近やっと-60kgの身体が出来上がってきた。逆に朝久選手はまだ身体ができていない。-60kgのトップの実力を味わわせる」と通告した。

 Krush-60kgのベルトまで残り2勝。朝久が「Krushのベルトは絶対に欲しいです。でも準決勝まで勝ち上がってきた選手はとても強いので、もっと激しい戦いになると思います。一つ一つ勝った先にベルトがあると思って戦っていきたい。準決勝は最高の相手と最高のリングで最高の壊し合いをします」と言えば、レオナは「自分は今までチャンスのたびにそれを落としてきた。やっとちょっとずつ実力をつけてチャンスを掴んできているので、これをものにして絶対にベルトを獲りたい」。

 朝久が若さと勢いでベルトまでたどり着くか? それともレオナが-60kgトップファイターの強さを見せつけるか?

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