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[ニュース]2017.2.19
-67kg王者・塚越仁志、モハン・ドラゴンとの初防衛戦を振り返る!「モハン選手の魂が伝わった。チャンピオンとして誰でもかかってこいという気持ちです」
    
 2月19日(日)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて「Krush.73」の一夜明け会見が行われ、初防衛に成功した-67kg王者・塚越仁志が試合を振り返った。
 メインイベントでモハン・ドラゴンの挑戦を受けた塚越。1Rにモハンのパンチでダウンを奪われたものの、3Rに立て続けに3度のダウンを奪う劇的なKO勝利で初防衛に成功した。

 試合後のインタビュースペースでは「記憶が途切れ途切れで試合のことはあまり覚えていない」と話していた塚越は「(試合を終えて)気が抜けちゃいました。今はホッとしています」と一夜明けた心境を語った。

「試合そのものは覚えていませんが、チャンピオンの仕事はできたかなと思います。ただシルバーウルフの選手としては最低だったと思います(苦笑)。

 試合映像はまだ見てないのですが、僕がハイキックを蹴っている写真を見ると、練習していたハイキックが出たのかな、と。明日、大宮司さんと試合映像を見るので、そこで反省します。

(試合で覚えていることは?)モハン選手のパンチをもらう前のところは覚えています。あとモハン選手が魂を込めてパンチを打ってくるような感じは覚えています。

(モハンに対して)試合前は実際に『なんでKrush2戦目でタイトルに挑戦なんだよ?』と思っていました。でもベルトをかけて試合をしてみて、モハン選手の気持ちが伝わってきました。

 生半可な気持ちでやっていないのが伝わったし、リスペクトしています。それも含めて-67kgのベルトは価値のあるものだし、もっと価値を高めていかないといけないと思いました。

(初防衛に成功して強くなれた?)控室に戻ってすぐ反省会みたいに大宮司さんに色々と言われたので(苦笑)。この経験を次につなげられればなという気持ちです」

 塚越は防衛直後にリング上から昨年結婚し、試合の3日前に子供が生まれていたことをファンに報告。

 一夜明け会見後に家族に会いに行くことを明かし「試合に勝ってすぐ奥さんに報告しました。病院で僕のTシャツを着て試合を応援してくれていたみたいです。出産に立ち会って以来、子供には会っていないし、その時に『次はベルトを持って会いに行く』と言っていたので、それができてよかったです」と笑顔を見せた。

 2週間後の「Krush.74」3.3(金)後楽園では-67kg Fightとして木村“フィリップ”ミノルvs西川康平、牧平圭太vsKENJIの2試合が組まれており、この試合の勝者がタイトル戦線に浮上してくることは間違いない。

 これから多くの強敵に狙われる立場の塚越だが「チャンピオンである以上、みんなこのベルトを狙っている。どんな選手が来ても僕がやることは一つ。このベルトをしっかり守ることです。木村選手だろうが牧平選手だろうが誰でもかかってこいという気持ちです」と力強く語った。

 最後に塚越は「こうして僕が戦っていられるのもファンの方、視聴者の方、そして周りの皆さんのおかげです。それをしっかり試合で、次が激闘になるかは分かりませんが(笑)、試合で返していきたいと思います。これから厳しい相手になってくると思うので、このベルトを守りながら戦っていきたいと思います。以上です」とファンにメッセージ。

 激闘の系譜を受け継ぐ-67kg王者・塚越のこれからの戦いに注目だ!

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