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[ニュース]2017.2.23
「Krush.74」3.3(金)後楽園 “DYNAMITE”橋佑太、Krush愛で-60kg次期挑戦者決定Tを勝ち抜く!「僕は死に物狂いの試合をしてチャンピオンになりたい」
    
 3月3日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.74」の[Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント・一回戦]で島野浩太朗と対戦する“DYNAMITE”橋佑太のインタビューを公開!
――Krush-60kg王座決定トーナメント1回戦(レオナ・ペタスに判定負け)で試合中に右足を骨折していたそうですね。

「1Rにダウンを取られた時、倒れながら頭の中で右足が“グキッ”となったのが分かりました。それでダウンカウント中に、セコンドから『ゆっくり落ち着いて休んで!』という指示が飛んできて、いざ立ち上がったら右足が踏ん張れなかったんですよね。そこでもう右足は骨折していました」

――インターバル中にセコンドがタオルを入れるかどうかという話にはならなかったのですか?

「試合後に入院して手術したあと、そういう話になったんですけど、会長から『他の選手だったらタオルを投げていた』と言われたんですね。会長は僕が足が折れても最後まで戦ってくれると信じてくれていたんですよ。実際に試合が終わって控え室に戻ったら尋常じゃない痛みで、僕も40戦以上戦っているので『この痛みはヤバい』というのは自分でも分かりました。でも試合中は足がそうなるまで戦うと決めていたし、全く勝負を諦めていませんでした。だから結果的に会長がタオルを投げてくれなくてよかったと思います」

――ずばり次期挑戦者決定トーナメントへの出場が危ぶまれていた状況だと思うのですが、それでも出場を決意した理由は何ですか?

「入院しているベッドの上ってヒマじゃないですか。夜9時には消灯なんですけど、消灯時間以降にこっそり携帯をいじって、SNSを見ていたら『橋選手は骨折により敗者復活トーナメントは欠場します』みたいなことが書いてあって、ちょっと待ってくれと。すぐにKrush側に連絡して『僕は出場するつもりなので、ギリギリまで待ってください』と直訴しました」

――最終的に病院での診断とオフィシャルドクターの判断で、今回のトーナメントは出場できるという結論になりました。橋選手としては病室のベッドの上で今回のトーナメントには出場するつもりだったんですね。

「はい。試合直後に後楽園ホールの控え室で、ずっとお世話になっているドクターに状況を説明して、すぐに診てほしいと伝えて病院に直行したんですね。その時に手術をするか、固定して自然に治すのか。どちらがいいかと聞かれて『手術をしてボルトを入れた方が復帰への道が近いなら手術をしてください』と言って、手術を受けたんです。

 しかも一度家に帰って後日改めて手術するプランとそのまま入院して手術するプランがあって、一日でも早く復帰したかったんでそのまま病院に泊まって手術しました。だから試合会場に行った時と全く同じ格好と荷物で入院しましたよ(苦笑)」

――そのくらい試合直後から復帰戦のことが頭の中にあったんですね。

「もしレオナ君にもらったパンチでKO負けしていたら分からないですけど……右足が折れて足が動かない状況でも、何回かパンチが当たった感触がありましたし、最後まで倒すつもりで戦っていました。だから(格闘技を)やめようなんて一切思わなかったですね」

――そんな中で次期挑戦者決定トーナメント一回戦の相手が島野浩太郎選手に決まりました。

「過去に周りやファンの人たちから『島野(浩太朗)と戦ったら面白そうじゃん』と言われることがあったんです。僕自身も島野選手のことは人として、人間として、選手として好きなタイプですし、島野選手とは初対戦なので気持ちよく『よっしゃ!やろう!』って気持ちですね」

――対戦カード発表会見では闘士選手のKrush愛に溢れるコメント(「KrushはK-1への踏み台じゃない」「俺がKrushを殺気ある場所に戻す」)に共感されていました。Krushへの想いやKrushのベルトへの想いは一段と強くなっていますか?

「僕はKrush愛があるかないかで言ったら、間違いなくKrushが大好きです。だからこそKrushのベルトが欲しいという気持ちがあります。そしてSNSでも『最近の若い子は…』と書く同世代の30代のファイターたちが多くて『才能もあって上手いけどハートがないよね』っていう文面も見たことがあるし、それは僕も感じていたことなんです。自分は死にもの狂いで勝ちにいく選手の試合を見て『カッコいいな!』と思っていたし、そんな選手になりたいと思って、プロの格闘家になって今の自分があります。

 で、闘士さんの発言を聞きながら、今はそういう死にもの狂いで勝ちにいく試合をする選手が少ないなと思っています。僕と闘士さんは同世代なので、自分たちの世代がそういう死にもの狂いの試合をしないとダメだと思いました。そしてそんな試合を見せてKrushのチャンピオンになることが僕の一番の目標です」

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