このイベントはタイトルの通り、3・4代々木大会に出場する主要ファイターたちが、前田憲作K-1プロデューサーやK-1公式サポーターを務める関根勤さんらと共に、決戦に向けて熱いトークを展開。4・24代々木大会にスーパーファイトで参戦する初代K-1 WORLD GP-55kg王者・武尊も参加するなど、イベントにはのべ約1200人のファンが集まった。（山崎秀晃、卜部弘嵩は体調不良で欠席）

　イベントにはまず初めに武尊が登場し「RIZINは総合格闘技がメインの大会でしたが、その中でK-1ルールで戦って勝つことが出来ました。僕はK-1が最高のイベントだと思っているので、それをアピールすることが出来たと思います」と昨年大晦日RIZINでの勝利をファンに報告。-65kg日本代表決定トーナメントに触れ「ワンデートーナメントは強いだけでは勝てない。僕は一発がある選手が有利という持論がある」とした上で同門の山崎秀晃と木村"フィリップ"ミノルの勝ち上がりを予想した。

　さらに武尊は第2代K-1 WORLD GP-60kg王者・卜部弘嵩とヨハネス・ウルフの一戦についてもコメント。ウルフの試合映像を見ながら変則ファイターのウルフの印象や試合の見所を語った。

　続いて3・4代々木大会で新生K-1初参戦を果たす上原誠が登場した。ファンからの声援と拍手に迎えられた上原はプロ野球ヤクルトスワローズの入団テストに合格したエピソードなど、格闘家になるまでの話をしつつ「ヘビー級はとにかくパワー。一発でも顔にパンチが当たったら終わるし、それを自分の試合で伝えたい」とヘビー級の魅力を熱弁。「3月4日は分かりやすく1RKOを狙って行きたい。トーナメントやスーパーファイトも色々あるけど、全部自分が持っていくつもりで試合に臨む」と主役宣言が飛び出した。

　そしてここからは関根さんもイベントに参加し、日本代表決定トーナメントに出場する選手たちが続々と姿を見せ、トーナメントへの意気込みを語った。

　最初に登場した野杁正明は「1回戦で対戦するなら木村（"フィリップ"ミノル）選手だと思っていました。KO出来るイメージもできているので楽しみにしていてください」とKO勝利を宣言。「今回は他の選手との実力差を見せるトーナメント。優勝して当たり前だと思っているので、圧倒的な強さで世界トーナメントにつなげたい」と圧勝を誓った。

　続いてHIROYAと左右田泰臣が登場。寺崎直樹との再戦に挑むHIROYAは「寺崎選手には一回やられているんで、次はしっかり勝ちたいと思います。年末のRIZINで見せたような動きを出来るようにしっかり練習を積んでいます。今、最高の状態なんで試合が楽しみです」とリベンジに燃え、山崎秀晃と初対戦する左右田は「山崎選手はボクサーとは違うタイプですが、しっかり対策を立てています。日本トーナメントは世界トーナメントにつながる予選ですが、みなさん大会を楽しみにしてください」とファンに呼びかけた。

　次に登場したのは寺崎直樹とNOMAN。トーナメントの台風の目として期待される2人は、それぞれ「自分が頑張る姿を見せて何にかを感じてもらいたい。HIROYA選手を倒すことしか考えていません」（寺崎）、「自分も1回戦のことしか考えてない。しっかり下馬評を覆すための練習をしたい」（NOMAN）と語った。

　最後に現れたのは久保優太と木村"フィリップ"ミノル。K-1ジムGOTANDAの代表として新たな環境でトーナメントに挑む久保は「このトーナメントには本当にかけているので、ものすごくたくさん練習しています。2011年にK-1のトーナメントで優勝した時と同じように走り込みの合宿もやりました。いい結果が残せるんじゃないかなと思います」と捲土重来を誓った。

　そして関根さんに「身体が大きくなってるんじゃない?」と聞かれた木村は「秘密特訓の成果で身体がデカくなっていますね」と仕上がりに自信たっぷり。トークが進むに連れて"ノッてきた"木村は「トーナメントに出ている選手の顔を見ているとテンションが上がる」「こいつらの顔を殴って変形させたい」「というか全員超華がない」など言いたい放題。「（野杁を）普通に倒す。準決勝はどっちが上がってきてもイージー。（久保も）決勝に上がると思うんで、決勝戦でやるイメージはできている」と久保との元同門対決を予想した。

　イベントの最後には武尊がコスチューム姿で再登場してミット打ちを披露。K-1非公認キャラクター「タロー」もミット打ち＆武尊との試合（?）も行い、最後はK-1ガールズも交えて出演選手たちと記念撮影に収まった。

　それぞれ個性溢れる言葉で大会への意気込みを語った-65kg日本代表決定トーナメントの出場選手たち。決戦まで残り3週間だ!