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[ニュース]2017.3.2
「Krush.74」3.3(金)後楽園 木村"フィリップ"ミノル、-67kgは俺がいないと面白くない!「俺がチャンピオンの首を獲る」、西川康平はメインイベント宣言&1RKOを予告
    
 3月2日(木)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.74」の前日計量・記者会見が行われた。
 昨年は総合格闘技に挑戦し、今大会で約2年8カ月ぶりのKrush凱旋を果たす木村"フィリップ"ミノル。会見では「9月の(RIZINでの)負けから並々ならぬ強い想いを持ってやってきて、今は復活にかける想いでいっぱいです。計量が終わって明日それをぶつけられると思うとワクワクしています」とリラックスした表情で語る。

 木村はKrushから離れている期間に練習環境が変わり、現在はWSRフェアテックスジムでトレーニングを続けている。Krush凱旋に向けて、初代K-1ライト級王座決定トーナメントに出場したゴンナパー・ウィラサクレックと共にハードな練習を積み「やばいくらい追い込まれました。会長が俺もゴンナパーと同じトーナメントに出ると勘違いしてるくらい追い込まれました。そのおかげでいい仕上がりになったんで…よしとしましょう」。その言葉通り、計量では見事に鍛え抜かれた肉体を披露し、仕上がりの良さを見せつけた。

 立ち技格闘技の試合も昨年6月のK-1以来、約9カ月ぶりで「去年の9月以降、今までの俺では考えられないくらいの経験をしてきました。それから最初の立ち技格闘技の試合なので、総合格闘技やムエタイの経験がどう転ぶか自分でもすごく楽しみです」と木村。「ムエタイは今までやってきたことの環境が変わっただけだけど、総合は初めての経験でつらい思いもして貴重な経験だった。今はそれを自分のものにして、試合にぶつけられると思うので楽しみです」と試合が待ちきれないと言わんばかりだ。

 対する西川は「計量をパス出来てホッとしています。明日やるだけなんで明日のことを考えてゆっくりします」とコメント。木村戦が決まってから周囲の反響も大きく「試合順を見たらセミファイナルだったんですうけど、メインがよく分からない人たちの試合だったんで、僕と木村くんの試合が一番良かった試合になると思うので期待していください」と“メインイベント”宣言も飛び出す。

 また西川は「今までやってきて一番の選手だと思うし、最高にいい状態に来ていると思う」と木村の実力・仕上がりを認めつつ「その分、倒しがいがあるんで、明日は倒すことしか考えてない。1Rから倒しに行くんで、1Rで決めたいと思います」と1RKOを予告した。

「Krush.73」2.18後楽園では塚越仁志がモハン・ドラゴンをKOして-67kg王座を防衛。2人の試合の勝者が王座挑戦に近づくことは間違いない。「他の試合を見ないので-67kgに誰がいるか分からない」という西川だが「木村選手を倒したら次はタイトルマッチでもいいはず。むしろ木村戦をタイトルマッチのつもりで戦う、ここで勝って次でいい試合を組んでもらいたい」と木村に全力でぶつかっていく構え。

 一方の木村は「塚越vsモハンは熱い試合だなって“だけ”ですね。今の-67kgは悪い意味で熱い試合をする選手しかいない。ようはず抜けた選手がいなくてどっこいどっこいの選手しかいないということ」と-67kgの現状をバッサリと切り捨て「誰か一人ずば抜けた選手がいないと面白くないし、次で勝って俺がずば抜けてチャンピオンの首を獲ってもいいかなと思います」と西川戦の先に王者・塚越への挑戦を見据えている。

 どちらも一撃で相手を沈める拳を持つもの同士、KO決着になることは間違いなし。木村が-67kg戦線でド派手なインパクトを残すか? それとも西川が宣言通りに1Rで木村を沈めるか?

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