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[ニュース]2016.2.16
HIROYA、頭と身体をコントロールしてトーナメントを勝ち抜く!「年末の試合でやっと自分の持っている力を出せた。それが出来れば間違いはないと思っている」
    
 2月16日(火)神奈川・古淵のTRY HARD GYMにて、3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg日本代表決定トーナメント〜」一回戦で寺崎直樹と対戦するHIROYAが公開練習を行った。
 昨年末のRIZINでHIROYAは総合格闘家の西浦"ウィッキー"聡生に見事なKO勝利。今大会への出場が決まっている中でのRIZIN出場だったが「ずっと練習を続けるのではなく、年末の試合が終わって一段落して、そこから気持ちを入れ直して自分のペースで3月に向けて練習を再開しました」と無理なく調整を続けてきた。この日の公開練習でも「いい具合に追い込めていて、疲れは溜まっているけど順調に仕上がっています」という言葉通り、3分1Rのミット打ちでパワフルなパンチとミドル・ローを披露し、好調さをアピールした。
 RIZINでの勝利を振り返り「自分の持っている力をやっと試合で出せた」と自己分析するHIROYA。いい意味で“自分のペースで練習する”ことの重要さに気付いたという。

「今までキャリアを積んできて、年末の試合は自分のやり方がハマった感じがしました。きつい練習をたくさんやることも大事ですが、身体が疲れて集中力が切れた状態で技術練習をしても身にならない。身体がダメな時は思いきって休んだり、逆に身体の調子がよくて『いける!』と思った時には予定以上に練習をする。前回からそうやって練習しています。今まで以上に頭を使って練習できているなと思うし、今は自分で心と身体を操っている感覚があります。今まではただがむしゃらになっていたけど、今は自分をコントロールできるようになったと思います。

 ずっと僕は学習能力がなくて、試合に勝っても満足いかない試合が多かったのですが(苦笑)、前回の試合では試合間隔も空いて、色々と考える期間もありました。それで気持ちが楽になったというか、自分の思うように試合が出来るようになって、やっと自分の持っている力を試合で出せたと感じたんですね。だから試合でリラックスしてもいいんだなと思ったし、今回は年末の試合前の状況や体重、練習の強度に近づけるように追い込んでいます。トーナメントで気合いは入っていますが、いつもと変わらずやろうと思います」
 一回戦で対戦する寺崎はHIROYAが2014年にKrush-65kg王者としての初防衛戦でKO負けしている相手だ。他にもトーナメントには過去に敗れている相手が多く、HIORYAにとってはリベンジというテーマもあるトーナメントになった。その上でHIROYAは「トーナメントを踏まえてでも、一回戦の寺崎選手対策だけでもなく、誰が相手になってもいいように自分の基礎をスキルアップする練習をしています。基礎を底上げすれば寺崎選手に負けることはないと思う」と自身のレベルアップをテーマに練習を続け「確かに負けている選手がいっぱいいて、負けたままでいたくないので僕にとってはリベンジです。でも優勝することが大事で、過去に負けた相手だから勝たないといけないではなくて、絶対に勝ちに行くという気持ちです」とトーナメント優勝への想いを語った。

「このトーナメントで優勝するのとしないとでは雲泥の差があります。僕のキャリアの中で大きなものになると思いますが、気負いやプレッシャーはないです。自分が持っている力を出せれば間違いはないだろうと自分では思っているので、トーナメントを楽しみたいと思います」。トーナメントが重要なものであることを理解する一方で、自分らしく戦えば自ずと結果が出るという確信を持っているHIROYA。“新・人類最激戦区”とも言われる-65kgの過酷な日本トーナメントで、HIROYAは覚醒した姿を見せることが出来るか?
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