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[ニュース]2017.3.14
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 大和哲也、自信と覚悟を持って再びK-1のリングへ!「HIROYA戦はセンセーショナルかつ瞬き厳禁な一瞬で決まる試合を見せたい」
    
 4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」のスーパーファイトで大和哲也と対戦するHIROYAのインタビューを公開!
――今回、5年ぶりにK-1参戦が決定しました。改めてK-1参戦を決めた理由を教えていただけますか?

「僕はK-1MAXで名前を上げた人間で、新生K-1とK-1MAXは違うものだと思います。そのうえで新生K-1はたくさんの選手が活躍していて、それぞれの選手たちがK-1を盛り上げている。そんな新生K-1の舞台に僕は魅力を感じました。そして元K-1MAXの日本王者として、新生K-1に触れずに引退したら、僕は絶対に後悔するだろうなと思ってK-1参戦を決断しました」

――大和選手は2010年にK-1MAXの日本トーナメントで優勝し、その後にK-1が活動休止になってしまいました。もし優勝した後もK-1が続いていたら、どうなっていたと思いますか?

「K-1に上がり続けたとは思いますけど…もしそうだったら僕がムエタイルールや海外で獲ってきたベルトは獲れていないと思います。そういう意味で、以前のK-1は活動休止してしまいましたが、そのおかげで逆にヒジありの世界に行く自信・気持ちもできました。そこで数々のベルトを獲ってきたので、このような形でK-1に戻ってくることになって、これも必然なのかなと思っています」

――あの時はK-1でやり残したことがあるという気持ちはありましたか?

「やり残したというか、2010年にK-1MAXの日本トーナメントに優勝して、これからK-1がどんどん盛り上がっていくだろうという時に終わってしまったという感想ですね。だからK-1で大和哲也として動き始めた時計や時間は止まったままです。新生K-1に参戦して止まっている時間をまた動かしたいという気持ちがあります」

――大和選手は新生K-1にはどんな印象を持っていましたか?

「正直、新生K-1がスタートした時は『どうなるんだろう?』という目線で見ていました。でも大会を重ねるごとに段々と盛り上がっていきましたよね。僕は同じ名古屋の佐藤嘉洋さんから『選手は一番輝ける舞台で試合をするのがベストだ』と言われていて、僕自身『そうだよな』という気持ちも凄く強かったんです。

そして(K-1参戦に)気持ちが揺らいだのは、自分が獲ってきた数々のベルトを失って、明確な目標がなくなった時、チケットを買ってKrushを見に行ったら、ファンのみなさんからほぼ毎回『いつK-1に出るんですか?』と言われたことです。そういう言葉を聞く度に『ファンの人は僕がK-1に出るのを待ってくれているんだな』という気持ちになって、その気持ちがK-1参戦を後押ししてくれました」

――しかも大和選手が戦うスーパー・ライト級はK-1で最も選手層が厚い花形階級です。スーパー・ライト級にはどんな印象がありますか?

「僕もスーパー・ライト級がK-1の黄金階級だと思っていますし、この階級には日本にも世界にも強い選手がたくさんいます。僕はどの選手と戦いたいというよりは、誰と戦っても激しくて厳しい戦いになると思っているので、そういう意味では自分の中で“挑戦”という気持ちもあって、茨の道に一歩足を入れるような感じです。K-1MAXでの実績はありますが、僕は新生K-1の新入生なので、新生K-1に恥じないようにいい試合をしたいなと思います」

――現スーパーライト級の王者のゲーオ・ウィラサクレックはVS日本人無敗の絶対王者です。ゲーオのことは意識していますか?

「僕はタイ人の選手とたくさん対戦しているので、やっぱり意識はしていますね。そしてK-1に参戦する以上、ベルトも狙っていますし、そこの頂に君臨する王者なので意識はします」

――まだ日本人は誰も勝つことが出来ていないゲーオですが、自分だったら勝てるという自信はありますか?

「楽な試合になるとは思いませんが、その自信があるからこそ僕はK-1のスーパーライト級に来ました。K-1とムエタイでルールは異なりますが、僕はムエタイルールで超一流といわれるタイ人のトップクラスと渡り合ってきました。

 その自信と経験を活かして、K-1ルールでゲーオという絶対王者と向き合ったらどんな試合ができるんだろうと自分でもワクワクする所があります。そういう楽しみもあるので本当に挑戦ですね。まずはK-1ルールに順応すること、今のK-1ファンの方に知ってもらうこと、そして応援してもらうようになること。まずはそこがスタートだと思います」

――そして新生K-1での最初の対戦相手がHIROYA選手に決まりました。

「HIROYA選手とは2011年に1度戦っているんですけど(※大和が判定勝利)ファイトスタイル的にもお互い噛み合う選手だと思います。試合展開も速くて盛り上がる試合になると思うので、僕の新生K-1参戦初戦の相手としては面白いんじゃないかなと思います」

――HIROYA選手からは「K-1選手の強さを見せる」という発言もありましたが、それについてはどう思いますか?

「やはりHIROYA選手はずっとK-1で戦ってきた自負があると思います。でも僕もK-1が盛り上がっているから、その人気に乗っかるつもりはないし、もう一度、K-1で新たに動き出すために戻ってきました。そういう覚悟や決意では僕も負けていません」

――新生K-1のファンにアピールしたい部分はどこですか?

「僕は本当にシンプルな戦い方しかしないので、真っ向勝負というか打ち合いに来たら打ち合います。ヒジ打ちがない分、僕も思いっきり踏み込んでパンチを打てるし、その分、相手も思いっきり打ってくると思いますが、僕は打ち合いに自信があるので、ためらいなくパンチを打ち込みたいなと思います」

――それでは最後に新生K-1初参戦でどんなインパクトを残したいですか?

「地味な試合をしてしまったら、つまらないと思うので、センセーショナルで瞬き厳禁な一瞬で試合が決まるような試合を見せたいと思います。K-1MAXに出場していた当時は22歳でイケイケだったんですけど、僕も今年30歳になって色々な経験をして以前の自分とは全然違うと思います。ここから3年ぐらいがキャリア的にも一番脂が乗る時期だと思うので、最高の形でK-1のリングに上がりたいと思います」

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