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[ニュース]2017.3.15
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 石田圭祐、スーパー・バンタム級の新しい歴史を創るのは俺だ!「武尊さんが作ってくれた道以上の道を自分が作っていく」
    
 4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」一回戦でチャールズ・ボンジョバーニと対戦する石田圭祐のインタビューを公開!
――第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントへの参戦が決まった時は、どんな心境でしたか?

「正直、嬉しかったんですけど、自分の中であんまり嬉しさを感じてはいけないっていうのがあります。今回のトーナメントには自分が出場するんだという自負もあったし、それに向けてずっとやってきました。なので嬉しさ反面で、当たり前だなという気持ちを持っていますね」

――1月の「Krush.72」の前にも発言されていましたが「ここで勝って自分がトーナメントに選ばれないとおかしいだろ」という気持ちでいたんですね。

「自分以外にスーパー・バンタム級でこれだけ結果を出している人間はいないと思います。ぶっちゃけKrush-55kgチャンピオン(寺戸伸近)よりも結果を残していると思っているんで」

――K-1スーパー・バンタム級のベルトは、同門の武尊選手が持っていたベルトです。あまり石田選手自身がK-1のベルトを巻くイメージをしづらかったと思うのですが、どのような目線でK-1のベルトを見ていましたか?

「やっぱり武尊さんがベルトを持っている間は、僕はベルトには手が届かないじゃないですか。その中で武尊さんが階級を変えたことで、僕にもベルトを巻くチャンスが巡ってきて。トーナメント発表記者会見で間近でK-1のベルトを見て、ベルトの重みみたいなものを改めて感じることができました」

――石田選手は初代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントのリザーブファイトに出場しています。リザーブファイトながらK-1を経験して、K-1への思いは強くなりましたか?

「チャンピオンになる人間を目の前で見たのは勉強になりました。そして武尊さんはチャンピオンになるべくしてなったんだなとも思いました」

――石田選手が最初に格闘技を始めたのは何歳の時だったのですか?

「自分が格闘技を始めたのは5歳の時です。最初はスポーツクラブで水泳を習っていて、そのクラブにテコンドー教室があったんです。もともと父が格闘技好きで、最初は護身目的でお姉ちゃんをテコンドー教室に通わせて、一緒についていった僕も『ちょっとやってみようかな』という気持ちでテコンドーを始めました」

――テコンドーからキックボクシングをやりたいと思ったきっかけは何だったんですか?

「父の影響でK-1をテレビで見ていて、ミルコ・クロコップが好きだったんですよね。それで年齢を重ねていくうちに『俺もミルコみたいな強い選手になりたい』と思って、それが段々と明確な目標になっていきました」

――石田選手は高校2年生の時にプロデビューしていますが、今までのプロキャリアについてはどう感じていますか?

「今、僕は20戦やって16勝4敗なんですけど、その4敗はものすごく勉強になっていますね」

――石田選手が敗れた相手は大雅選手と堀尾竜司選手(2回)、佐野天馬選手の3人です。佐野選手は同門で、大雅・堀尾の両選手はK-1・Krushでタイトルを獲った選手です。実質チャンピオンクラス以外には負けていないという見方もできます。

「4つの敗戦はどれも悔しいものでしたけど、あの負けがさらに自分を強くさせてくれたと思います。勝ちの経験よりも負けの悔しさがあったからこそ、僕はここまで来ることができたと思います」

――また石田選手はKO率40%という軽量級離れした数字を誇っています。なぜ自分が倒せるファイターになったと自己分析していますか?

「普段の練習やスパーリングから倒そうという意識が人よりも強くて、本当に倒す気でやっています。相手も倒す気で来てくれるし、僕も倒されないようにやります。そういう練習を続けていることが、結果的に相手をちゃんと倒し切るところに繋がっているのかなと思います」

――K-1スーパー・バンタム級は武尊選手がチャンピオンとして盛り上げてきた階級です。石田選手もそれを引き継ぎ、そして越えていきたいという気持ちはありますか?

「今、皆さんは武尊さんのことを話題にすると思うのですが、いつかは武尊さんを越えなきゃいけないと思っています。武尊さんのことはリスペクトしていますが、その上で武尊さんが作ってくれた道以上の道を自分が作っていかないといけないと思います」

――トーナメント1回戦の対戦相手がチャールズ・ボンジョバーニに決まりました。ボンジョバーニは武尊選手とも戦っていて、日本のファンにもお馴染みの選手ですが、どんな印象を持っていますか?

「手足が長くて、一発をもらったら結構ヤバイなって印象です。蹴りもパンチも全部重くて、凄く“硬い”イメージです。相手として怖さも感じていますが、それと同時にKOできるイメージが何度も頭の中でリピートしています。倒すパターンもいくつか用意してあるので、倒すイメージはできています」

――記者会見では寺戸伸近選手の「他のメンバーがパッとしないから自分が出ることを決めた」というコメントに激しく反応する場面もありました。どんな想いを持ってトーナメントを戦おうと思っていますか?

「寺戸選手は『パッとしないメンバーなんで』と言っていましたけど、別に寺戸選手もパッとする選手じゃないと思います。だからおっさんにはさっさと退いてもらうしかないです。そして自分がK-1スーパー・バンタム級のチャンピオンになって、この階級を盛り上げて、もっと輝ける舞台にしていくって感じです。僕はその覚悟があるから、今回のトーナメントに出場することを決めました。なので、寺戸選手みたいに出場するメンバーがどうだから出る・出ないではなくて、僕はK-1のスーパー・バンタム級を引っ張っていくつもりで出場するので、覚悟が違います」

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