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[ニュース]2017.3.19
「K-1 WORLD GP」6.18(日)さいたま 城戸・廣野・中島・日菜太が“強すぎる”海外勢に立ち向かう!「僕が負けたらスーパー・ウェルター級は終わる」(日菜太)
    
 3月19日(日)東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて記者会見が行われ、6月18日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント〜」の対戦カードが発表された。
 新生K-1として初開催となる、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ大会では、空位になっているK-1スーパー・ウェルター級の第2代王者を決めるトーナメントを開催。日本からは城戸康裕・日菜太・中島弘貴・廣野祐の出場が決定した。

 海外からは現Krush-70kg王者ジョーダン・ピケオーとK-1でvs日本人無敗のサニー・ダルベックが参戦。初来日選手ではピケオー&ダルベックに勝利した実績が光るジョーダン・ワトソン、そしてヨーロッパで注目を集めている48戦45勝(30KO)2敗1分の強豪チンギス・アラゾフが出場する。

 トーナメントの組み合わせは以下となり、日本人4選手が会見で意気込みを語った。(外国人選手はコメントが読み上げられた)

[K-1 WORLD GP 第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R]
(1)城戸康裕VSジョーダン・ワトソン
(2)廣野祐VSサニー・ダルベック
(3)中島弘貴VSチンギス・アラゾフ
(4)日菜太VSジョーダン・ピケオー

[K-1 WORLD GP 第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]
(1)の勝者VS(2)の勝者
(3)の勝者VS(4)の勝者

[K-1 WORLD GP 第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・決勝/3分3R・延長1R]

城戸康裕
「最初に相手の名前を聞いた時にジョーダンと聞いて『うわっ!きた!ピケオー!』と思ったら違いました(笑)。同じジョーダンでもワトソンの方だったんですけど、どこかで名前聞いたことあるぞと思ったら、ダルベック・ピケオーを倒してるんですよね。

 なんでスーパー・ウェルター級は強い外国人ばっかなんですかね。俺ら本当に可哀想だわ〜(苦笑)。本当は優勝したいとか言いたいですけど、外国人が強すぎて、今はワトソンを倒すことしか考えてないですね。とりあえず煽り映像頑張ります」

ジョーダン・ワトソン
「K-1という世界的なビッグイベントに参戦できることを光栄に思う。自分にとって今回がK-1初参戦になるが、今、日本で活躍しているダルベックやピケオーと比べても何ら遜色はないと思っている。このチャンスをモノにして必ずK-1のベルトを獲りたい」

廣野祐
「アマチュアの頃から世界一になることが目標でした。このトーナメントで世界一になるのは当たり前なんですけど、自分は“倒せない王”とか言われているので、倒す試合を意識したいですね。相手のダルベックはKO率が高くて、K-1の試合は全部KOで勝っていますが、自分を倒すことは無理だと思うので見ていてください」

サニー・ダルベック
「自分にとってK-1のベルトを獲ることは小さい頃からの夢だった。こうして2度目のチャンスを貰えたことは本当に嬉しい。ジョーダン・ワトソンとは1勝1敗だから、3度目の対戦を日本で迎えられたら面白いと思う。これから厳しいトレーニングを積んで、しっかり作戦も立てる。トーナメント優勝のために全てを注ぐつもりだ」

中島弘貴
「結構、レベルが高い選手が集まったトーナメントだと思います。やりがいもあって、自分はベルトを獲れる人間だと思っているので、6月に一番強い自分を見せてベルトを巻きたいと思います」

チンギス・アラゾフ
「ずっと昔からK-1を見てきた。今、新しいK-1はものすごく盛り上がっていて、ついに自分がそのリングに立つ時が来たと思っている。ピケオーやダルベックはハイレベルな選手だが、私は自分の方が彼らを上回っているという自信がある。それをリングで証明し、K-1のチャンピオンになる」

日菜太
「K-1ファイターの日菜太です。今回から胸を張ってK-1ファイターと言っていきたいです。今、会見で並んでるメンバーを見ても、7〜8年前から日本人のメンツは変わってないです。海外は若い選手が下から上がってきて、強い選手もいっぱいいますが、日本人の若い選手は育っていません。

 ここで僕がスーパー・ウェルター級のベルトを獲れないと、しばらくは黄金の階級=スーパー・ウェルター級のベルトを獲る日本人は出てこないと思います。だからどうしても今年、K-1のベルトを獲りたい。1回戦でピケオーと戦うのは事実上の決勝だと思っています。1回戦はなんとかして勝ちたいです。

 そして今回のトーナメントは運命的なものを感じます。会場がさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで、1回戦・第3試合が中島くんで、1回戦・第4試合で自分。山本優弥さんと戦った時のことを思い出します。ここで勝ってベルトを巻きたいと思うので、宜しくお願いします」

ジョーダン・ピケオー
「2年前の初代王座決定トーナメントに出た時、俺はまだ経験がなく、決勝で負けてしまった。あれからずっとトーナメントの開催を待ち続けて、リベンジするための準備を続けてきた。トーナメントで最も注意している相手はチンギス・アラゾフだ。俺がヤツの名前も食って、第二の故郷・日本でK-1チャンピオンになる」

 質疑応答ではそれぞれ一回戦の対戦相手の印象について質問が挙がった。

城戸康裕
「ワトソンはムエタイスタイルなので…まずはタイオイルを塗らないでいただきたいのと、ムエタイの癖で蹴り足を掴まないで欲しいですね。ちゃんとK-1ルールで戦うことを分かって欲しいので、これは前日計量でも言おうかなと思います」

廣野祐
「ダルベックは左の攻撃が強くて、瞬間的にスイッチしたりもするので、左を貰わないようにしたいと思います」

中島弘貴
「アラゾフは海外でも評価が高くて、凄く強い選手だと思います。でもそういう相手に勝ってこそだと思っています」

日菜太
「僕はピケオーをどうにかして倒しにいきたいです。今回のトーナメントは3回倒してスーパー・ウェルター級のベルトを獲りたい。K-1スーパー・ウェルター級のベルトを獲って人生を変えたいです。

 ピケオーの印象はとにかく“下手ウマ”ですね。一見、下手に見えるけど当て感がいいです。ピケオーで印象に残っている試合は佐藤(嘉洋)さんに勝った試合で、僕は佐藤さんと戦いたかったんですけど、ピケオーの手でそれが終わらせられたと思っているので、勝手にですが佐藤選手の敵討ちをしたいと思います。

 今回ピケオーが対戦相手と聞いて、凄いワクワクしています。オランダ人は日本人をオイシイ獲物だと思っている節があるので、日本人はオイシくなくて、強い日本人がいることも見せたいです」

 続いて準決勝・決勝で対戦したい選手について質問が挙がり、城戸はダルベック・日菜太、廣野はピケオー、中島はピケオー・ダルベック、日菜太は中島・城戸との対戦を希望した。

城戸康裕
「決勝は日本人に対決になったらいいなと思います。もし日本人が優勝すれば、魔裟斗さん以来の70kg(スーパー・ウェルター級)の日本人制覇です。廣野くんには悪いけど準決勝はダルベックに勝って、中島くんには悪いけど決勝で日菜太くんと戦えればと思います……でも今回は無理かなぁ(苦笑)」

廣野祐
「決勝でピケオーと戦って、完膚なきまでに叩き潰したいですね。誰が見ても俺が勝っているという明確な試合をして勝ちたいと思います」

中島弘貴
「まず1回戦に勝って、準決勝でピケオー、決勝でダルベックにリベンジしたいです。
そういうトーナメントになればと思います」

日菜太
「1回戦の事実上の決勝に勝って、準決勝は外国人がどれだけ強いか分からないですけど、中島くんともう1回戦ったら、あの時(K-1MAX)の続きになるので、ストーリー的には面白いかなと思います。

 決勝は城戸さんからラブコールを受けたんですけど、お互い決勝まで勝ち上がるのはキツイですよね(苦笑)。でも決勝で勝ってベルトを巻きます。僕が負けたらスーパー・ウェルター級は終わりだと思うので応援よろしくお願いします」

 外国人天国となりつつあるスーパー・ウェルター級において、城戸・廣野・中島・日菜太は世界の壁を打ち壊すことが出来るか!?

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