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[ニュース]2017.3.20
「K-1 WORLD GP」4.22(土)代々木 寺戸伸近、K-1のベルトが格闘技人生の集大成でも構わない!「俺がいたからK-1の軽量級が出来た。応援してくれる人・していない人のためにも俺が勝つ」
    
 4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜」一回戦でジェイミー・ウィーランと対戦するKrush-55kg王者・寺戸伸近のインタビューを公開!
――対戦カード発表会見でも発言されていましたが、当初、第2代スーパー・バンタム級王座決定戦トーナメントに出場するつもりはなかったそうですね。

「はい。自分はトーナメントに向いてないというか、1戦1戦を本気で戦うのでダメージが残ってしまう所があるし、そんなにトーナメントをやりたいという気持ちもなかったです」

――その中でトーナメント出場を決意したのはなぜですか?

「自分を応援してくれている周りの人たちに対して、K-1に出ることが1番分かりやすいアピールになるかなと思いました。あとは自分が今回のトーナメントに出場しないと、正直パッとしないなと。みんな強い選手だと思いますが、役不足というか何か足りないんじゃないのかなと思いましたね」

――寺戸選手は初代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントにも出場していますが、今K-1のベルトに対してはどんな想いがありますか?

「今まで僕はたくさんベルトを獲らせてもらいましたが、K-1のベルトが最後でいいんじゃないのかなと思います。格闘技人生をかけて最後に獲りに行くものがK-1のベルト、という位置づけです。なので今は自分の格闘技人生をかけて、K-1のベルトを獲りにいきます」

――新生K-1では軽量級=武尊選手という印象が強いですが、寺戸選手は長らく軽量級を確立するために戦ってきたと思います。今まで自分がやってきたことへの自負やプライドはありますか?

「新生K-1が出来て、軽量級が注目されているのも、俺が軽量級で戦ってきたからだと思います。武尊選手どうこうではなく、今結果を残している選手は凄いと思いますが、それ以前は俺の時代だったと思うので、俺がいたから新生K-1の軽量級が出来たと思っています」

――例えば今の若い選手たちに挑発的なことを言われて『舐めんなよ!』と思うことはないですか?

「別にどうでもいいですね。言いたければ言えよって感じです」

――トーナメント一回戦の相手はフェザー級から階級を下げてくるジェレミー・ウィーランです。ウィーランは昨年11月の初代フェザー級王座決定トーナメント一回戦で武尊選手と戦い、武尊選手に多くのダメージを負わせた相手ですが、どんな印象を持っていますか?

「やっぱり階級を落としてくるということで、体格も大きいと思います。注意するべき点はたくさんあると思うので、しっかり研究したいと思います」

――寺戸選手の最近の試合を見ていると、しっかりと対策を立てて作戦通りに戦って結果を出している印象があります。今回のトーナメントを勝ち上がっていく戦略は考えていますか?

「まだ明確には考えていないですけど、最近の試合では自分の戦いの幅が広がってきていると感じています。チャンスが来たら針に糸を通すような攻撃をしていきたいですね。初代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントに出ていた時のような激しい試合だけでなく、戦略を練って戦う試合も見せていきたいです」

――トーナメントの勝ち上がりなどは予想していますか?

「決勝まで上がってくるのは武居(由樹)くんじゃないんですかね。彼は凄く強い選手なので、一階級上げて体格差があったとしても、彼のテクニックは凄いと思います」

――最後に寺戸選手の試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「出場するからには優勝を狙います。みんな自分のために試合をするのは当たり前で、僕はファンのために、応援してくれる人や周りのみなさんのために、そして自分を応援していない『寺戸早く負けろ』と思っている人たちのために俺が勝ちます」
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